レコードの新譜&再発盤を毎月ピックアップ Vinyl Dictionary Vol.25

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小川充

注目の新譜&再発盤を毎月ピックアップしてお届けするコーナー。 珠玉のレビューVinyl Dictionary(ヴァイナル辞典)は、音楽好き、ヴァイナル好きの皆さんにとって必見の内容となっています。 こちらで紹介する盤は是非一度お聴きしてクレイツに追加するかご検討下さい。


Seba Kaapstad / Thina (Mello Music Group)

南アフリカ共和国とスワジランドの男女シンガー2名、ドイツ人ミュージシャン/プロデューサー2名のセバ・カープスタッド。ジャズ、ネオ・ソウル、アフリカ音楽を結び、アコースティックな歌と演奏にビート・ミュージック的なエレクトロニクスを融合したサウンドを持つ。ロバート・グラスパー的なジャズ・ピアノ、エリカ・バドゥやジル・スコットの系譜の女性ヴォーカル、フランク・オーシャンやサンファに通じる男性ヴォーカルに加え、アフリカ民謡の要素などを随所に散りばめ、ズールー語による個性的なラップも披露する。

Aura Safari / Aura Safari (Church)

南ロンドンの<チャーチ>からのリリースだが、オーラ・サファリはイタリアのDJ/プロデューサー5名によるユニット。彼らの音楽的ルーツにはジャズ・ファンク、フュージョン、ディスコ/ブギー、ワールド・ミュージック、イタロ・ハウス、バレアリック、コズミックがあり、メロウでオーガニックなフェンダー・ローズ、ハウス・ビートにシンクロするパーカッシヴなジャズ・ファンク・リズムというのが基本スタイルのひとつ。「Sahara」や「Jungle Jazz」などは1980年頃のブギーを取り入れたアジムスを彷彿とさせる。

Forty Seven Times Its Own Weight / Cumulo Nimbus (Jazzman)

レア・グルーヴ・ファンには有名なテキサスのマイナー・レーベルの<フェイブル>。その<フェイブル>3大レア盤のスティーム・ヒート、スタークロスト、フォーティー・セヴン・タイムズ・イッツ・オウン・ウェイトが復刻。ジャズ・クインテットの47タイムズ~の唯一作『Cumulo Nimbus(積乱雲)』は1975年録音。マイルス・デイヴィス、ハービー・ハンコックに代表される1970代前半のエレクトリック・ジャズ的演奏で、ジャズ・ファンク「March Of The Goober」やブラジリアン・フュージョン「Halyards」などを披露。

小川充

小川充
ジャズとクラブ・ミュージック系のライター/DJとして、雑誌のコラムやCDのライナーノート執筆、USENの『I-35 CLUB JAZZ』の選曲、コンピレーションの監修を手掛ける。主著『JAZZ NEXT STANDARD』シリーズ(リットー・ミュージック)のほか、近著に『Club Jazz Definitive 1984-2015』『Jazz Meets Europe』(以上、Pヴァイン)がある。

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