レコードの新譜&再発盤を毎月ピックアップ Vinyl Dictionary Vol.23

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小川充

注目の新譜&再発盤を毎月ピックアップしてお届けするコーナー。
珠玉のレビューVinyl Dictionary(ヴァイナル辞典)は、音楽好き、ヴァイナル好きの皆さんにとって必見の内容となっています。
こちらで紹介する盤は是非一度お聴きしてクレイツに追加するかご検討下さい。


Skinny Pelembe / Dreaming Is Dead Now (Brownswood Recordings)

南アフリカ生まれで英国ドンカスター育ちのシンガー/ギタリスト/プロデューサーのスキニー・ペレンベ。ジャイルス・ピーターソン設立のアーティスト育成機関<フューチャー・バブラー>出身で、シングル制作やマリブー・ステイトやオッツェキなどのリミックスを手掛けた後、待望のファースト・アルバムを発表。マルコム・カットの共同プロデュースで、エマ・ジーン・ザックレイらロンドンの新進ミュージシャンも参加。アフロ、サイケ、フォーク、ダブ、ブロークンビーツなどが融合した幻惑的でトリッピーなサウンド。

14KT ‎/ For My Sanity (First Word)

デトロイトの14カラットことケンドール・タッカーは、J・ディラの遺伝子を引き継ぐDJ/プロデューサーで、2010年のレッド・ブルのビート・バトルで優勝して名を轟かせた。これまでアルバム数枚を出し、今度の新作は同郷のトール・ブラック・ガイも出すUKの<ファースト・ワード>から。マーク・ド・クライヴ・ロウ、ジェイムズ・ポイザー、ストロー・エリオット、マセーゴ、ジメッタ・ローズ、ムスィーナらをゲストに、「Fourteen Missing」「The Power Of Same」とジャズやソウルのエッセンスが詰まった作品が魅力。

Seeds Of Fulfillment / Live From Studio 1 (Mo-Jazz)

1978年にベーシストのアンドリュー・ヴェンソンを中心にオハイオで結成されたシーズ・オブ・フルフィルメント。ジャズ・ファンク~フュージョン的なカルテットで、自主制作アルバムの『Seeds Of Fulfillment』(1981年)を残すのみ。後のレア・グルーヴの文脈で発掘され、今回ドイツの<モー・ジャズ>から復刻されたが、同時に翌82年録音の未発表スタジオ・ライヴ盤まで初リリース。「Namaste」「Tight Squeeze」「In The Time Of Need」など収録曲はスタジオ盤と同じだが、長尺になってより白熱した演奏が楽しめる。

小川充

小川充
ジャズとクラブ・ミュージック系のライター/DJとして、雑誌のコラムやCDのライナーノート執筆、USENの『I-35 CLUB JAZZ』の選曲、コンピレーションの監修を手掛ける。主著『JAZZ NEXT STANDARD』シリーズ(リットー・ミュージック)のほか、近著に『Club Jazz Definitive 1984-2015』『Jazz Meets Europe』(以上、Pヴァイン)がある。

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