レコードの新譜&再発盤を毎月ピックアップ Vinyl Dictionary Vol.22

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小川充

注目の新譜&再発盤を毎月ピックアップしてお届けするコーナー。
珠玉のレビューVinyl Dictionary(ヴァイナル辞典)は、音楽好き、ヴァイナル好きの皆さんにとって必見の内容となっています。
こちらで紹介する盤は是非一度お聴きしてクレイツに追加するかご検討下さい。


Alfa Mist / Structuralism (Sekito)

ロンドンの新世代ピアニストのアルファ・ミスト。プロデューサー/トラックメイカー的側面も持つ彼は、2017年のファースト・アルバム『Antiphon』で一躍注目を集めた。それから2年ぶりのニュー・アルバムは、前作に続きジョーダン・ラカイやカヤ・トーマス・ダイクらシンガーほか、ピノ・パラディーノの息子でもあるロッコ・パラディーノも参加。コンテンポラリー・ジャズとJ・ディラ的なヒップホップ・ビートの融合はロバート・グラスパー譲りと言え、さらにストリングスを交えたシネマティックな世界観が彼の持ち味。

The Mauskovic Dance Band / The Mauskovic Dance Band (Soundway)

アムステルダムのプロデューサーのニック・マウスコヴィッチ率いるダンス・バンドは、アフロ、ラテン、カリビアンなど辺境音楽と、ニューウェイヴ、シンセウェイヴ、サイケ、ガラージ・ディスコが入り混じる無国籍グルーヴを紡ぐ。2018年のEP『Down In The Basement』からジャイルス・ピーターソンがコンピ『Brownswood Bubblers』に選曲して注目を集め、そしてデビュー・アルバムを発表。「Alto In Vacanza」「Space Drum Machine」「Dance Place Garage」とアーサー・ラッセルが民族音楽寄りになったような世界を披露。

Brief Encounter / We Want To Play (Arthens Of The North)

ノース・キャロライナ産ソウル・グループのブリーフ・エンカウンター。『Introducing』(1977年)、『We Want To Play』(1981年)の2枚のアルバムとシングル数枚を残して消えた幻のグループで、原盤はコレクター垂涎の的。これまで数作が復刻されて、今回は『We Want To Play』がUKの<アーセンズ・オブ・ザ・ノース>からリイシュー(ジャケは原盤と異なる)。80年代初頭の録音ということで、「We Want To Play (For You)」「Open Up Your Heart」などミディアム・テンポのディスコ/ブギー調の良曲が目白押し。

小川充

小川充
ジャズとクラブ・ミュージック系のライター/DJとして、雑誌のコラムやCDのライナーノート執筆、USENの『I-35 CLUB JAZZ』の選曲、コンピレーションの監修を手掛ける。主著『JAZZ NEXT STANDARD』シリーズ(リットー・ミュージック)のほか、近著に『Club Jazz Definitive 1984-2015』『Jazz Meets Europe』(以上、Pヴァイン)がある。

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