レコードの新譜&再発盤を毎月ピックアップ Vinyl Dictionary Vol.15

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小川充

注目の新譜&再発盤を毎月ピックアップしてお届けするコーナー。
珠玉のレビューVinyl Dictionary(ヴァイナル辞典)は、音楽好き、ヴァイナル好きの皆さんにとって必見の内容となっています。
こちらで紹介する盤は是非一度お聴きしてクレイツに追加するかご検討下さい。


Lance Fergusson / Rare Groove Spectrum (Freestyle)

オーストラリアのメルボルンでバンブーズやメナジェリーなど様々なグループを率いてきたランス・ファーガソン。ギタリスト兼DJ/ビートメイカーの彼はレア・グルーヴの知識も豊富で、本作はそれらクラシックのカヴァー集。バンブーズやハイエイタス・カイヨーテなどのメンバーが参加し、プレジャーの「Joyous」、ソウル・ヴァイブレーションズの「The Dump」などレア・グルーヴの定番や人気曲を演奏。ジェイムズ・メイソンの「Sweet Power Your Embrace」をデオダート風のボッサ・ジャズにアレンジした演奏が新鮮だ。

Al Dobson Jr / Sounds From The Village Vol. 2 (Izwid)

南ロンドンの<リズム・セクション・インターナショナル>や<22a>などを中心に、ヒップホップ、IDM、ビート・ミュージック、ハウス、ビートダウン、ブロークンビーツなどにジャズ、アフロ、ラテン、民族音楽などを融合してきたビートメイカーのアル・ドブソン・ジュニア。テンダーロニアスやレジナルド・オマス・マモード4世など気鋭のアーティストとも共演する彼の新作は、2014年にクートマのレーベルから発表した作品の第2集。瞑想的でトライバルな民族調グルーヴの「Look At You」など独特のビート感覚が満開。

Afro-Blue Persuasion / Live at Haight Levels Vol. 1 (Mo-Jazz)

1960年代のUSベイ・エリアで活動したアフロ・ブルー・パースエイジョンは、ヴィブラフォン奏者のユリシーズ・クロケットを中心に、ポール・ジャクソンもベースで参加した幻のラテン・ジャズ・バンド。これまで録音作品は一切残されていなかったが、1967年録音のライヴ音源が52年の歳月を経て発掘された。A・C・ジョビンの「Girl From Ipanema」やセロニアス・モンクの「Straight No Chaser」など有名曲を演奏する中、ティト・プエンテの「Philadelphia Mambo」をパーカッシヴなデスカルガ風にアレンジした演奏が光る。

小川充

小川充
ジャズとクラブ・ミュージック系のライター/DJとして、雑誌のコラムやCDのライナーノート執筆、USENの『I-35 CLUB JAZZ』の選曲、コンピレーションの監修を手掛ける。主著『JAZZ NEXT STANDARD』シリーズ(リットー・ミュージック)のほか、近著に『Club Jazz Definitive 1984-2015』『Jazz Meets Europe』(以上、Pヴァイン)がある。

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