レコードの新譜&再発盤を毎月ピックアップ Vinyl Dictionary Vol.04

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小川充

注目の新譜&再発盤を毎月ピックアップしてお届けするコーナー。
珠玉のレビューVinyl Dictionary(ヴァイナル辞典)は、音楽好き、ヴァイナル好きの皆さんにとって必見の内容となっています。
こちらで紹介する盤は是非一度お聴きしてクレイツに追加するかご検討下さい。


Laraaji / Sun Transformation (All Saints)

Laraaji / Sun Transformation

東洋神秘思想に傾倒し、電子チターやムビラなどを操るララージことエドワード・ラリー・ゴードンは、1980年のブライアン・イーノのアンビエント・シリーズの参加で名前を広めたニュー・エイジ系の奇才。本作は2017年の『Sun Gong』と『Bring On The Sun』が素材のリミックス集。カルロス・ニーニョ、デクスター・ストーリー、ラスG、ミア・ドイ・トッドらLA勢、チリからドイツに渡って活動するビートメイカーのフラーコ、スカイ・ハイ・プロダクションズのラリー・マイゼルと、ユニークかつ豪華なリミキサー陣が参加。

Jessica Lauren / Almería (Freestyle)

Jessica Lauren / Almería

アシッド・ジャズの頃より活動し、『Siren Song』(1994年)などを発表してきたロンドンの女流鍵盤奏者ジェシカ・ローレン。『Jessica Lauren Four』(2012年)から6年ぶりの新作は、スペインのアンダルシア地方の街アルメリアにインスピレーションを得て、地中海から北アフリカ、中南米などの風景を感じさせるジャズ・アルバム。スパニッシュやアフロ・ラテン風味がアクセントとなり、透明感溢れるピアノにヴォイスやフルートを絡めたジャズ・ボッサ「Amalfi」、ハープシコード使いのワルツ「Beija Flor」などを収録。

Idris Ackamoor And The Pyramids / An Angel Fell (Strut)

Idris Ackamoor And The Pyramids / An Angel Fell

アフロ・アメリカンのサックス奏者アイドリス・アカムーアが1970年代初頭に結成したピラミッズ。70年代の3枚のアルバムはスピリチュアル・ジャズのマスターピースとして90~2000年代に再評価され、それに伴い新生ピラミッズが2011年に再始動。アート・アンサンブル・オブ・シカゴなどに通じるアフロ・ジャズに、サン・ラー譲りの宇宙感覚を漂わせるのが彼らの特徴だが、マルコム・カットが共同プロデュースする最新作ではキング・タビーばりのダブやラスタファリズム~ナイヤビンギと結び付き、新しい面も見せる。

小川充

小川充
ジャズとクラブ・ミュージック系のライター/DJとして、雑誌のコラムやCDのライナーノート執筆、USENの『I-35 CLUB JAZZ』の選曲、コンピレーションの監修を手掛ける。主著『JAZZ NEXT STANDARD』シリーズ(リットー・ミュージック)のほか、近著に『Club Jazz Definitive 1984-2015』『Jazz Meets Europe』(以上、Pヴァイン)がある。

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