ディスクガイドのガイド(第2回)

WRITER
リバイナル編集部

第2回 BBQ(Barbe Quest) NO.5
B-BOY RECORDS IN FULL EFFECT FOREVER -SUCKERS.

はじめにお断りしておきますが、これはフリーペーパーで、お店では売っていません。しかも発行が2000年11月1日。運よく見つけることができたなら、ぜひとも手に入れていただきたいディスクガイドです。

Barbe quest NO.5 表紙

おしゃれな表紙からは想像もできない、オトコのためのヒップホップレーベル、B-BOY RECORDSが特集されています。

■ところで、B-BOY RECORDSとは?

B-BOY RECORDSとは、1986年にジャック・アレンとビル・カマーラによって設立され、ビル・カマーラの刑務所行きによって3年ちょっとでその幕を閉じることとなった、アメリカのヒップホップレーベル。

レコード屋のヒップヒップコーナーで見つけても、自分が持っているのかどうかがわからないために、同じレコードを何枚も買ってしまうという厄介な赤いジャケット。持っていると思って買って帰らないときには家に無い、ということも多々ある。

Soul Dimention/Trash an’ ready (間違って3枚も買ってしまった)

主な所属アーティストは、
Boogie Down Productions(KRS-One&DJ Scott La Rock)
J.V.C. F.O.R.C.E.
Tall, Dark And Handsome
Cold Crush Brothers、
Frozen Explosionなど

男臭く、荒く力強い。
そして3年ちょっとの間にとてつもない量のレコードをリリースする商魂。
これをB-BOY節という。

■特集の中身

B-BOY RECORDSについて語りつくしているこのフリーペーパーは、圧倒的な熱量でB-BOY RECORDSのカタログをほぼ網羅し、1枚ずつレビューを掲載している。
規則性の無い、てんでバラバラなレコード番号についても解説があり、コレクションのお供にぴったりである。
特集は、はじめにB-BOY RECORDSを愛するDJ BEN THE ACEへのインタビューから始まり、続いてクボタタケシへのインタビュー。それぞれが選ぶB-BOY RECORDS10選も興味深い。

最重要盤:BOOGIE DOWN PRODUCTION/CRIMINAL MINDED

その後、B-BOY RECORDSの設立に関する逸話や、グラフィティ・アーティストとしてのKRS -Oneについてのコラム、B-BOY RECORDSのカタログリスト、ディスクレビューと続き、サブレーベルの紹介やアメリカ以外でのB-BOY RECORDSのライセンスリリース盤についてのコラム、設立者ビル・カマーラを巡るいざこざの話、重要人物Spyder-Dへのインタビューと、編集者のB-BOY RECORDSへの愛がわずか14ページの特集紙面から溢れ漏れ出している。これだけの内容をフリーペーパーで実現していることには驚きを隠せない。

こちらも重要盤 Frozen Explosion/ Frozen Explosion

■ちなみに

紙面後半には、幻と消えた「ふぞろいの林檎たち」映画版にまつわる妄想(未公開台本)や、Cheech&Chongのお話、99Recordsのお話などが掲載されており、こちらも非常に楽しめる内容となっている。また、発行当時のDMR(渋谷のレコード店)、BeatBopRecords、現在も営業中の下北沢FLASH Disc Ranchの広告も懐かしい。

世界中のレコードを、その手の中に
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