著名なDJ達から信頼を得ている要注目ショップ、下北沢RECORD STATIONに伺いました。

WRITER
REVINYL編集部

東京・下北沢には小さなレコード・ショップが増えていて、渋谷や新宿の大型店とはまた違う魅力を放っている。それらの多くはお洒落な内装で、カフェやブティックなどと同じく下北の街並みに馴染んでいるが、RECORD STATIONもそうしたレコード・ショップのひとつ。下北沢の北口商店街にある、オープンしてからまだ1年少々という新しいお店である。お店は新しいが、オーナーで店長の伊藤翼さん(RECORD STATION代表)は、その前からWEBショップなどを通じて10年以上に渡って中古レコードの販売に携わってきた。そんな伊藤さんにRECORD STATIONのオープン前まで遡って話を聞いた。

――RECORD STATIONがオープンしたのはいつですか?
下北沢のこの場所で実店舗をオープンさせたのは1年半ほど前の2017年8月ですが、その前から通販のWEBショップをやっていました。9年前の2009年頃に下北沢の別の場所でWEBショップの事務所を開いたのが創業となります。それがある程度軌道に乗り、2011年に横浜へ移って今度はリアル・ショップをオープンしました。ショップと言っても小ぢんまりしたもので、WEBショップの事務所や倉庫を兼ねたようなものです。その時点ではまだWEBの方がメインでしたが、だんだんと時代も変化してきて、店舗に外国人客などお客さんもたくさん来てくれるようになり、今度はしっかりと店舗を運営したいと思い、下北へ戻ってこの店をオープンしたというのが経緯になります。下北は学生時代に住んでいて馴染みのある町で、渋谷などに比べてスローだけど、小さな店がいろいろとあって街の雰囲気も大好きなので、横浜にいたときからいつか下北へ戻りたいというのは考えていました。

――伊藤さんはRECORD STATIONの前は何をしていらしたのですか?
もうひとり別の人間と共同経営で、スタイリスティックス・レコーズというレコード・ショップを横浜でやっていました。そこはRECORD STATIONを始めるのと同時にクローズしたのですが、こうしたレコード・ショップの仕事自体はトータルで12~3年やっていることになりますね。学生時代にDJをやるようになってレコードをたくさん買い出して、それでレコード・ショップに憧れるようになって店を始めたわけですが、そもそも大学生の頃からそうした準備というか、英語の勉強をしたり、アメリカに短期留学して現地のコネクションを作るなどしていました。

――WEBショップを始めた頃はどんな品揃えでしたか?
当時は海外買い付け商品のみに絞った品揃えでしたが、そもそも僕の好きな音楽が店のスタートになっていて、ソウル、ファンク、ヒップホップ、R&B、サンプリングのネタになっているようなジャズ・ファンクとか、そうしたブラック・ミュージックに特化した店でした。基本的に今もそうしたブラック・ミュージックに強い店というスタンスは続いています。スタイリスティックス・レコーズも名前からわかるようにソウルに強い店で、こちらはスウィート・ソウルとかも置いていたのですが、当時の横浜ではウェスト・コーストのヒップホップの人気も高く、その元ネタにスウィート・ソウルが使われたりしていたりと、そうしたところもかけて店名にしていました。

――買い付けは主にアメリカへ行っていたのですか?
多少カナダに足を延ばす程度で、アメリカだけですね。当時は日本から買い付けに来る同業者が今よりも断然多かったですね。現地のレコードフェアでもライバルというか競争相手は基本的には日本人でした(笑)。ただ僕より上の世代のレコード業者とは探すモノが違っていたこともあり、自分からすると欲しいモノは全然買えるなという感覚でした。当時の日本ではイースト・コーストのヒップホップの方が人気が高く、僕が推すウェスト・コーストのモノやGラップとかは探す人が少なかったというのもあるかもしれません。ですので買い付けも西海岸中心で、それから中西部や南部へ足を運ぶという感じで、東海岸はあまり行かなかったです。ヒップホップに関しては人があまり目を向けていないモノを開拓して、そうしたものを広めていくことによってコアなお客さんがついてきてくれるところもありましたが、ソウルやファンクに関してはどちらかと言えば定番モノを中心に、比較的買いやすい価格帯のレコードを仕入れるようにというのは今も続いています。

次ページ : ショップのコンセプトやお薦めのレコードについて伺いました

RECORD STATION

RECORD STATION
〒155-0031
東京都 世田谷区北沢3-30-1-2F
03-5738-7810
OPEN 13:00 CLOSE 20:00
火曜定休

世界中のレコードを、その手の中に
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