レコード店とディスクガイド10軒目 ナカ2号店(大阪・日本橋)

WRITER
吉本秀純

【“心のソウル歌謡”な3枚】


愛田健二『女の聖書(バイブル)』

67年デビューの歌謡曲歌手なんですけども、ジャケットがサザン・ソウルのオーティス・クレイの盤と似た感じなので聴いてみたら、ホントに“オーティス・クレイ歌謡”だったという(笑)。明らかにオーティス・クレイやアル・グリーンを聴いていたのがわかるアレンジですよね。スーツも。


フランク永井『疲れた別れ/レッツ・ダンス』

フランク永井は一番好きな歌謡歌手で、とにかく声が好きです。このB面に入っている「レッツ・ダンス」が、音はソウルというわけではないんですけど最高ですね。ジャズっぽいというか、夜の声だなというところが好きです。ぜひクラブなどで爆音でかけていただけたりすると。


チョー・ヨンピル『流されて』

今はアーバン・メロウとかが流行っているので、ぜひコレもということでチョー・ヨンピルの84年の曲です。作詞は阿久悠で、ちょっとヘヴィーめな韓国映画を観た後に聴くと、染みてきてたまらないですね。ディスコなどもバッチリ歌っている人なので、もっと再評価されてほしい人です。

【“ヘンなカタコト日本語レコード”な3枚】


フランス・ギャル『夢みるシャンソン人形』

まずは“カタコト日本語”の基本ということで。オケはフランス語の原曲とまったく一緒で、小さい“ヨ”とかが発音できていなくてむちゃくちゃヘタなんですけど、そこがイイしコレが基本じゃないかなと思っています。(その筋では)鉄板な一枚ではあるんですけど、今またイイかなと。


ダニエル・ビダル『小さな鳩/今夜もさそって』

B面の「今夜もさそって」がソフトロック調でオススメです。70年代前半に日本に滞在してアイドル的な人気を集めたフランスの女性歌手で、このシングルでは曲調はかなり歌謡曲らしさがグッと出てきていますけど、日本語だけはまだカタコトで(笑)。でも、曲はソフトロックとして高水準ですね。


ポール・アンカ『心の支え/幸福の旅路』

72年のリリースで、作曲は両面とも筒美京平です。B面のちょっとブレイクビーツっぽいリズムも入った「幸福の旅路」は、曲そのものも良いですし、外国人が歌う日本語ポップスの完成形のひとつだと言ってもいいレベルだと思います。堺正章の「さらば恋人」そのものな味わいですね。

ナカ2号店

ナカ2号店
住所:大阪市浪速区難波中2-6-1壽ビル1F
電話:06-6631-0571
営業時間:11:00~20:00
定休日:奇数週の水曜
URL:http://nakasecond.livedoor.biz

ライター:吉本秀純
撮影:米田真也

世界中のレコードを、その手の中に
  • Google Playでアプリをダウンロード
  • App Storeからアプリをダウンロード

関連記事


新着記事

すべての記事をdig!