パーソナルバイヤー #01 ~KZA(Force of Nature)が、あなたのためにレコードを買ってきました!~

WRITER
リバイナル編集部

お題は「Force of NatureDJセットで使っている盛り上がるレコード」

KZAさん「こんにちは…」

編集部「あっ、KZAさん! もう、お店のなかにいたんですね。」

KZAさん「はい、どんなものがあるか気になって、先に見てました。」

編集部「すみません…無茶な企画をお願いしてしまって(汗)。でもご協力いただけて嬉しいです!」

KZAさん「大丈夫ですよ(笑)。今日はよろしくお願いします。」

1軒目 ディスクユニオン下北沢店


住所:東京都世田谷区北沢1-40-6カシワサードビル
http://diskunion.net/shop/ct/shimokitazawa

編集部「改めてルール説明なのです。①予算は税込みで1万円(税込み)ということ。②テーマに沿ってバイイングしてもらうこと。③私物をプレゼントで追加予算2000円が出ること。この3つです。ちなみに今回KZAさんにレコードを選んでもらう権利を得たのは、REVINYLユーザーのseigo.tさん。テーマは『Force of NatureのDJセットで使っている盛り上がるレコード』ということです。ほかのユーザーからもいろいろなテーマをご応募いただきましたが、これを選んだのは、なぜでしょう?」

KZAさん「一番具体的だったからですね。抽象的だと迷ってしまうんで。今日は、最近かけているものから、昔よく使っていたものまで買えたらいいなと。ユニオンでは中古を探します。」

編集部「テクノ、ハウスのコーナーを見られていますね。」

KZAさん「DJのときに使っているってことを考えるとそうですね〜。これとかアナログ盤持ってないから俺がほしいんだけど(笑)。」

編集部「サイケマジックの傑作エディットですね。トーキング・ヘッズ『This Must Be The Place』とフリートウッド・マック『Everywhere』が収録された。」


ユニオンでのディグは45分ほど。テクノ、ハウス、を中心に念入りに探してもらいました。


1年くらい前からお酒も扱うように。リッチー・ホゥティンの日本酒や、808モチーフのウイスキーなど。
音楽好きの友人・知人へのプレゼントに最適。

KZAさん「あと、これとかやりすぎかな??」

編集部「おっ、大貫妙子のカバーですね。でも、何がやりすぎなんですか?」

KZAさん「自分が所属しているレーベルの作品だから、宣伝みたいに思われるんじゃないかって(笑)。でも、実際に使ってるからな……。とりあえず、アタリを付けたこの6枚から選ぼうかなと。最終的に何枚くらいあったほうがいいですか? この後、JET SETとUpstairs Recordsにも行くんで。」

編集部「読者の方は、トータルで4〜5枚あると嬉しいと思いますよ。となると1枚あたり2000円前後で考えてもらえると。ただ、この企画の怖いのが、テーマに沿ったレコードが、この後手に入るかどうか保証のないところです(笑)。仕込みゼロのガチ企画です。すみません(汗)。」

KZAさん「JET SETは1枚欲しいものが決まってて、予め在庫を確認しておいたんですよ。だからJET SETで2枚くらい買って、Upstairs Recordsで1枚買えたらいいかな。じゃあ、ユニオンは、この2枚にします。」

編集部「事前にそんなことまで(汗)。ありがとうございます!」

ディスクユニオン下北沢店で2枚購入して、残りは6530円に。次は、歩いて3分ほどのJET SET 下北沢店へ・・・あれ、KZAさんが出てこない。

マネージャー「お店の方が写真撮らせてくださいってことで、出てくるのが遅くなりました。」

編集部「さすがっす!」

 

2軒目 JET SET下北沢店


東京都世田谷区北沢2-33-12 柳川ビル201号
https://www.jetsetrecords.net/

編集部「お店のセレクトでユニオン、JET SET、Upstairs Recordsを選んだ理由は何ですか?」

KZAさん「この3つのお店だったら、何かしらありますよね。JET SETは新譜を買う予定です。」

編集部「さっき言っていた、予め在庫を確認しておいたレコードはどれになりますか?」

KZAさん「これですね。ジャスティン(Justin Van Der Volgen)のレコードで最近出たばかりなんですよ。これは、どうしてもこの企画に入れたかったんですよ。

編集部「マストで入れたかった1枚、在庫があってよかった!」

KZAさん「ヤン(JET SETスタッフ)、フォート・ロメウの『Pablo』ってある?」

ヤンさん「ちょっと待ってくださいね……在庫はあるんですけど京都店にありますね…。」

KZAさん「けっこう好きなんだよな〜。じゃあKeita Sanoの…Let’s Play House Whiteから出てる…」

ヤンさん「あ〜〜、『Totsu』っすね。試聴盤ならありました。」

編集部「試聴盤ですけど状態いいですね。」

KZAさん「じゃあ、あとこれも入れて3枚で。お金大丈夫ですか?」

編集部「3枚で4,340円なんで、残り2,190円ですね。少し懐が寂しくなってきましたが、KZAさんの私物プレゼントで追加予算出せるんで(笑)。」

お会計を済ませ、徒歩3分の場所にあるUpstairs Recordsへ。


10年ほど前に下北沢に住んでいたというKZAさん。

編集部「すでに5枚も買えてるんで、当選者の方はすごく嬉しいと思いまよ。」

KZAさん「持ってなきゃいいですけどね(笑)。」

マネージャー「その可能性は常についてまわりますよね。」

編集部「でもこの企画は、憧れの人が自分のためだけにレコードを買ってきてくれるってところが一番の魅力なので。じゃあ最後Upstairs Recordsでのディグをお願いします。」

 

3軒目 Upstairs Records


住所:東京都世田谷区北沢3-27-1
https://www.instagram.com/explore/locations/117621592298209/upstairs-records-bar/?hl=ja

ひよこさん(Upstairs Records店主)「これは、KZA君が下北でディグるって企画なんですか?」

KZAさん「読者からお題をもらって、そのお題に沿ったレコードを買って来るっていう企画。永友さん(ひよこさん)のお店の品揃えは間違いないよね。」

この企画、パーソナルバイヤーの方に申し訳ないのは、ディグ中には手伝えることが何もないこと。できることと言えば、とにかく邪魔をしないこと。これに尽きます。でもこのときは、ディグしているKZAさんを横目に申し訳ないと思いつつ、ひよこさんの話が面白くてついつい会話が盛り上がってしまったのです。


床に置いてあるレコードも隈なくチェックしてもらいました。

編集部「棚のレコードは私物なんですか?」

ひよこさん「いや、売りますよ。値段はつけてないから言い値になっちゃいますけど。」

マネージャー「レコードが買えて、お酒も飲めて。長居しちゃうやつですね。」

編集部「『セオ・パリッシュ・プレイ』ってコーナーが気になるのですが…」

ひよこさん:「セオ・パリッシュがプレイしたレコードを集めたコーナーですね。セオが来てくれたときに、彼が『このコーナー最高じゃん』って言うんですよ。『セオ・パリッシュ・プレイ』の文字を見て『なんて書いてあるんだ?』って聞かれて『レコメンド』って書いてあるよと言ってごまかしました(笑)。ほかは、DISCOとかHIP HOPって英語なのにそこだけカタカナ。本人が読めないように。」

一同「ワハハハハハ」



話題に上がったセオ・パリッシュ・プレイのコーナー。

KZAさん「終わりました〜。」

編集部「あ、すみません(汗)、お疲れ様です!!」

KZAさん「この2枚で。私物プレゼント用意するので追加予算2,000円をもらって、たぶん予算超えたか超えてないかギリギリかなと。」

編集部「ちょっと待ってくださいね……ギリギリセーフです。せっかく選んだものを戻さなくて済んでよかった!」

約3時間に及んだバイイング。お疲れ様でしたということで、そのままビールで乾杯へ。


一生かかっても売り切ることができない量のレコードが自宅と倉庫に眠っているというひよこさん。棚のレコードも購入可能。

編集部「KZAさんとひよこさんは、いつからのお付き合いなんですか?」

KZAさん「たぶんニューヨークでしたよね。永友さんがニューヨークでレコ屋をやっていたとき。2000年くらいだったかな、Force of Natureのツアーで行ったときに誰かの紹介で。誰だっけ、スーシーさんかな。」

編集部「スーシーさん?」

ひよこさん「ニューヨークでマスターズ・アト・ワークの事務所にいたり、当時無名のスピナを日本に連れてきてブレイクさせたり、すごい人ですよ。」

ひよこさん「今日は朝から動いてるんですか?」

KZAさん「いや、昼過ぎくらいからですよ。」

ひよこさん「お題って何だったんですか?」

編集部「『Force of NatureのDJで盛り上がるときに使っているレコード』でした。ほかにも、『隣の部屋の住人が聞き惚れて壁を叩いてこないレコード』なんていうものもあって、面白かったです。」

ひよこさん「むかし、ひよこレコードをやっていたときに、隣の部屋の人が『今かかってる音楽は何ですか? 買います!』って入ってきたことがありましたよ!」

一同「ワハハハハハ!!」

次ページ:KZA氏が選んだ7枚を紹介

KZA(Force of Nature)

KZA(Force of Nature)
サンプリング/ヴァイナル文化への強い愛情を胸に、ダンス・ミュージックを独自のスタンスで追求し続けるDJ/プロデューサー。2009年、KZA名義初のファースト・アルバム『D.A.E.』をMule Musiqのサブ・レーベルEndless Flightからリリース。2010年12月、シングル「Le Troublant Acid」をリリース。また2010年よりアナログのみのレーベルLet's Get Lostをスタート。2014年ニューアルバム『D.A.E. 2』をリリース。2015年夏には北米ツアーを、2016年夏にはUS西海岸ツアーを成功させる。

世界中のレコードを、その手の中に
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