DJ PUNKADELIXが魅了されたジャケットデザイン

WRITER
富山英三郎

ジャケットデザインが気に入って購入するジャケ買い。デザインやアートの知識がなくても、本能に訴えかけてくる魅力がレコードジャケットにはあるが、ふとデザインやアートに精通している人が魅了された、もしくはジャケ買いしたレコードジャケットは何だろう?そんな疑問からスタートした企画。

今回、お話を聞くのはDJのPUNKADELIXさん。渋谷のクラブContactでのパーティー「MOTORPOOL」ではレジデントを務め、テクノ、ハウスをベースにした「DARK&POP」なサウンドは世界的に評価を得ています。またDJのほかにも、人気アパレルブランドの広告ビジュアルやカタログ、CDジャケットなど、多岐に渡りアートディレクター/デザイナーとしても活躍。DJ/アーティストとして、またデザイナーとして、その両側面からレコードジャケットの魅力について語ってもらいました。

レコードには幼少期から慣れ親しんでいました

――PUNKADELIXさんがレコードに触れるようになったきっかけから教えてください。
両親がロックやジャズが好きで、家にはレコードがたくさんあったんです。大きな古いプレーヤーもあって、幼少期から慣れ親しんでいました。

――今の時代では珍しいケースですね。好きな音楽はどう変遷していきましたか?
親の影響でロックがベースにあって。そこからプログレが好きになり、クラウトロックに行って、大学くらいからハウスなどのダンスミュージックを聴くようになりました。中学生の頃は地元の商店街にあった中古レコード屋さんによく行っていて、そこでの影響も大きいですね。古いロックがいっぱい売っているようなお店でした。

――中学生だと一緒に行ってくれる友だちもいなそうですね。
そうなんです。当時は音楽の趣味が合う友だちがいなかったですね。ロック大全集みたいな分厚い本を買って、60~70年代の名盤で気になるものに印をつけて、お金もないのでゆっくり買い揃えていました。

音とアートワークがリンクしている作品に魅かれる

――なかなか渋い思春期ですね。今もDJはアナログでプレイされていますか?
USBが主体です。でも、お気に入りのレコード屋さんには足を運んでいます。本当は中古レコード屋さん巡りとかもしたいんですけど、なかなか時間が取れなくて。ネットで試聴して通販で買うことも多いです。

――音源をデータで購入するときと、レコードで買うときはどう分けていますか?
ジャケットのアートワークがかわいいとか、デザインが気に入ったものはレコードで欲しくなりますね。あと、最近はアナログでしか発売されていない音源も増えてきているので、そういうものはレコードで買います。

――ジャケットのデザインが気に入って、試聴してみたらイマイチのときも購入しますか?
それはないですね。音とアートワークがうまくリンクしていて、ひとつの作品として完成されているものに魅かれるので。

次ページ:音とアートワークの完成度が高いレコードの紹介

PUNKADELIX

PUNKADELIX
国内外で活動しているアートディレクター/デザイナー、近藤麻由によるソロプロジェクト。学生時代より東京、そして滞在していたニューヨークでレコードを買い集めるようになりDJとしてのキャリアをスタート。テクノ、ハウスをベースに国内外でプレイ。2012年にはオフィシャルミックスCDをリリースしたほか、2018年1月にはMAYUDEPTH名義でEPをリリース。

取材・文:富山英三郎
撮影:則常智宏

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