江島啓一(サカナクション)インタビュー ~PERSONAL BUYER

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PERSONAL BUYER

——パーソナルバイヤーの印象から教えてください。
僕が小学生ぐらいの時はインターネットや音楽雑誌を買うお金の余裕がなかったので、一番の情報源は友達のお兄ちゃんだったりしていました。CDを貸してもらって、そこから音楽の幅が広がっていくというか。そうゆう感覚と似ているのかと思います。

——なるほど。
インターネットだと基本的に自分が興味のあることしか調べないですよね。昔みたいにレコードショップに行って、たまたま見つけてジャケ買いするみたいな偶然性がなくなってきていると思います。

——レコードを買い始めたキッカケはなんですか?
ドラムを習い始めた学生の時にジャズのレコードを買い始めました。当時レコード=ジャズみたいな勝手なイメージがあって、札幌の小さい中古レコード屋によく行っていました。中古だとCD買うより安かったですしね。

——最初はジャズだったんですね!他のジャンルはいかがでしょうか?
テクノの場合は、必要に迫られてって感じですかね。レコードでしかリリースされていない曲が沢山あるんです。新譜もすぐ売り切れちゃうから、根気よく中古を掘ったりもしていますね。

——レコードの魅力を教えてください。
ジャンルにもよるんですけど、例えばリスニング重視のクラシックやアンビエント、ジャズはレコードの方が「よし、聴くぞ!」っていう気持ちになる。手軽に聴けない分ちゃんと楽しもうというか。より手間がかかる分、聴く側の方の気持ちが変わってくると思います。

——なるほど。テクノに関してはどうでしょうか?
アナログならではのちょっとしたズレだったり、揺れてる感じが好きですね。
CDJでリンクしているDJとアナログのDJって聴いていると如実に違いますよね。例えば2〜3時間踊り続けて、暗くて没入していて耳が敏感になっていて。アナログのちょっとしたズレもだんだん聴こえてくる時間があって、そのズレをDJがフッて直して。ちょっとズレてちょっと直してみたいなのを聴いてるのが段々気持ちよくなってくるんですよね(笑)。

——マニアックですね(笑)。それではご持参いただいたレコードの紹介をお願いします。

これは青春時代に聴いてびっくりしたジャズのレコード。ジャズはライブ盤の方が聴きやすくて、音もいいことが多いです。このドラマーのTony Williamsという方が好きですね。原曲よりテンポが早くて、別曲になっている感じで最高です。

次はPaul Simon。これはSteve Gaddがドラムを叩いていますね。彼が大好きなんです。恵比寿にレコードをかけてくれるバーがあるんですけど、僕がこの一枚がすごい好きという話をしたので、行くと必ずかけてくれます(笑)。

これはVlad Caiaというルーマニアのアーティスト。DJを始める前にMAA君のパーティーによく遊びに行ってました。かっこいい曲がかかるとDJブースまで行って、この曲は誰だって聞いてたんですよ。僕が初めて聞いた時に「これはVlad Caiaっていうんだよ。」って教えてくれて、それでまた次に行った時に聞いたら「これはVlad Caiaだよ。」って(笑)。次の時もまた「Vlad Caia。」って(笑)。DJをやり始めて、これを中古で見つけたので、買うしかないなってなりました。

——今回は、どういったレコードを選ぶ予定ですか?
レコードを外に持っていかないことを考えると、テクノは違うかなと。家で聴いて、沁みる良いレコードを選びたいですね。

——今後の活動やイベント情報を教えてください。(※)
6月19日に6年ぶりとなるニューアルバム「834.194」がリリースされました。イベントでは7月は北海道のいわみざわ公園にて行われるJOIN ALIVEで「NF in JOIN ALIVE / MNF in JOIN ALIVE」の開催。

8月はSUMMER SONICのオールナイトイベント、MIDNIGHT SONICとの共催イベント「NF in MIDNIGHT SONIC」、愛知県で3年に1度開催される国内最大級の現代アートの祭典「あいちトリエンナーレ」に出演するなど、夏のイベントが沢山あります。

申込者へのプレゼント用のメッセージカードも記入してもらいました。

(※本記事はPERSONAL BUYERのサイトにて2019年6月に公開された記事です。)

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【NEWS】新ゲストバイヤーに江島啓一(サカナクション)の参加が決定!!

江島啓一(サカナクション)

江島啓一(サカナクション)
北海道 札幌市出身。
サカナクションのドラマーとして2007年にメジャーデビュー。2019年には全国アリーナにて6.1chサラウンドシステムを導入したツアーを実施。6月には6年ぶりとなるニューアルバム「834.194」をリリース。 DJとしても、サカナクション山口一郎が発起人として恵比寿LIQUIDROOMにて開催されている音楽と様々なカルチャーが混ざり合うイベント「NF」への出演や渋谷EN-SOF TOKYO にてMAA氏と共に企画を立ち上げ活動している。

https://sakanaction.jp/

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