J.Rocc&Knxwledgeインタビュー/レコードディガーとしてのツアー中の楽しみ方

WRITER
Kiwamu Omae

【Knxwledgeが渋谷で買った5枚のレコードを紹介】


梅本雅弘『梅本雅弘ギター・リサイタル(8弦ギターの世界)』

K:このレコードは弦が8本のギターを使っているということだけで、あとは全くわからない。レコードのどこにも英語の表記が無くて、アーティスト名さえわからなんだ(笑)。けど、ジャケットのこの表情がすごくエモーショナルに感じたし、それで聴いてみたいって思ったんだ。


オリジナル・サウンドトラック『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』

K:これもジャケットがエモーショナルな雰囲気だったから選んだ一枚。実はこういう感じの映画を見るのが好きなんだ。字幕とかも観ずに、映画のバックでかかっている音楽を聴いたりもする。81年っていう年代も良さそうだね。良いドラムや歌、良い曲が入っていることを願っているよ。


イメージアルバム『南京路(ナンキンロード)に花吹雪』

K:これもどういう音楽が入っているかは全くわからない。今日買ったレコードはほとんどわからないで買っているし、俺の買い方はスーパーランダムなんだ。これはアニメのサントラに見えるけども……。実はこれと同じシリーズを何枚か持っているんだ。

――これはサントラではなくて、漫画の世界観を音楽で表現した“イメージアルバム”みたいですね。
K:それはすごくドープだね。俺は漫画やアニメが好きで、『ゴルゴ13』とかも好きだし、日本に来たら「まんだらけ」なんかも行くんだ。このアルバムはジャケットカバーの色が良いし、この男女二人の間で何か問題が起きているような感じも気になるね。


あんべ光俊『HEARTS』

K:このジャケットを見た印象では、ファンキーな感じもありつつ、アップビートであったり、ロックな感じもする。あと、クレジットを見ると、いくつかキーボードが書かれているのも気になった。いつもそうだけど、レコードを買う基準は、アルバムカバーが良いかどうかだね。アルバムカバーを見て、どんな作品かっていうのが伝わってくるし、アーティスト自身もカバーに作品の思いを込めている。あとは『HEARTS』というタイトルにも、何かメッセージを感じたんだ。


Ryo Fukui(福居良)『Scenery』

K:これはジャズのリイシュー盤で、すごく良いピアノ作品だし、素晴らしいジャズ作品でもある。俺は日本のジャズが好きなんだけど、このアーティストはどの作品も素晴らしくて、演奏も優れている。アップライトピアノ、ベース、ドラムっていうシンプルな構成も良いね。76年と年代は古いけど、おそらく今聴いてもクリーンな音だろうし、間違いなくチョップしたくなるようなピアノが入っているだろうね。

J.Rocc & Knxwledge

J.Rocc & Knxwledge

 

J.Rocc
1992年にターンテーブリスト集団Beat Junkiesを立ち上げ、西海岸きってのダイナミックでファンキーなパフォーマンスで世界中に熱狂的なファンを持つDJ。2000年にStones Throwのクルーに加入後、Jaylib(Madlib+J.Dilla)やBlackstar(Mos Def+Talib Kweli)のライブDJも担当。2016年からはDr.DreとApple Musicのラジオ番組のレジデントDJにも就任。音楽への貪欲な探究心+ターンテーブリストとしてのスキルで、正にワン・アンド・オンリーなDJスタイルを確立している。

Knxwledge
ニュージャージー出身、現在はLAを拠点に活動するプロデューサー/ビートメーカー。LAのビートシーンで注目を集め、2015年にStones Throwからデビューアルバム『Hud Dreems』をリリース。2016年にはAnderson .Paakとのコラボユニット: NxWorriesのアルバム『Yes Lawd!』をリリース。これまで、Kendrick Lamar、Joey Bada$$、Earl Sweatshirtなどの楽曲もプロデュースし、新世代のビート・シーンを牽引するカリスマとして注目されている。

Text & phots by Kiwamu Omae

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