DJ KRUSHの人生を変えたレコード

WRITER
大前 至

「アナログ盤を出して、自分で作った曲で2枚使いやスクラッチをするのが夢でしたから。」

――ところでホコ天時代やKRUSH POSSEの頃は、どのようにレコードに関する情報を得ていたのでしょうか?
あの頃は、メジャーフォースの人たちがレコードの情報を雑誌とかに流していたりしたけど、そういう情報を持っている人がそもそも少なかった。だから、必死に自分たちで探して、それを一緒にホコ天でやっていたMUROとかDJ SEIJIとかと情報交換して。「あのネタがどこで売ってた」とか、お互い買ってきたレコードを見せて「それ何?」って。しょっちゅうそういうやり取りをしてましたね。

――当然、レコード屋にも頻繁に通ってたわけですよね?
本当に手が真っ黒になるまで掘ってましたね。帰りの電車賃が無くなるまで買って、新宿から自宅まで歩いて帰ってきたり(笑)。そんなには使わないけども、高いレコードも何枚か買ったり。JB(ジェームス・ブラウン)のオリジナル盤とか、どうしても欲しくて、高くても買っちゃったり。

――ちなみに初期はどういったレコードをサンプリングに使っていましたか?
ジャズが多かったですね。ファースト(『KRUSH』)では、結構聴いたら判るような大ネタも使って。ただ、基本的にはあまりジャンルは気にしてなくて、単純に格好良いと思ったのを使ったり、100円で売っていた変なレコードでサンプリングしてみたり。妊婦さんがお産の時に聴くレコードとか(笑)。

――今でもKRUSHさんのアルバムはほぼ全て、アナログ盤でもリリースされていますね。
やっぱり、海外でも日本でも、それを待っている人たちがいっぱいいるので。僕らも元々アナログで育っているから、すごくこだわりがあるし、昔はカッティングスタジオまで自分で行ってましたね。それに昔は、アナログ盤を出して、自分で作った曲で2枚使いやスクラッチをするのが夢でしたから。最初に自分たちのオリジナルのレコードを、ターンテーブルに2枚並べた時の興奮は、今でも覚えてますね。

DJ KRUSHは取材のために、共演したアーティストのサイン入レコードを多く持ってきてくれた。写真はギャングスターのもの。亡くなったグールーのサインもある。

DJ KRUSHの最新LP『Cosmic Yard』(サイン入り)を抽選で1名様にプレゼント。

DJ KRUSHの最新作は自身でも原点と語るインスト作。宇宙庭園をテーマに、時空を超越した庭園にBeatの華を咲かせる。渥美幸裕、近藤等則&森田柊山、Binkbeatsが参加。

応募期間:2018年4月6日(金)〜4月20日(金)23:59
応募方法:応募方法は、TwitterでREVINYLのアカウントをフォローして、この記事をシェアするだけ(REVINYLの関連投稿をRTでも可)。応募締め切りは4月20日(金)まで。(当選発表は4月27日(金)を予定。)当選者へのみダイレクトメッセージでご連絡します。
Twitter: https://twitter.com/REVINYL_REVINYL

DJ KRUSH

DJ KRUSH
サウンドクリエーター/DJ。選曲・ミキシングに於いて抜群のセンスを持ち、サウンドプロダクションに於ける才能が、海外のクラブシーンでも高く評価されている。1992年からソロ活動を精力的に行い、日本で初めてターンテーブルを楽器として操るDJとして注目を浴びる。1994年に1stアルバム『KRUSH』をリリースし、現在までに10枚のソロ・アルバムと1枚のMIXアルバム、2枚のセルフリミックスアルバムをリリース。ソロ作品はいずれも国内外の様々なチャートの上位にランクイン。現在も年間、約30カ所以上のワールドツアーを敢行している。地域を越えて、多岐に渡り高い評価を得続けるインターナショナル・アーティスト。

取材・文:大前 至
写真:則常 智宏

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