ダンス・ミュージック界のレジェンドDanny Krivitにインタビュー。今でもレコードを愛する理由とは?

WRITER
Yayoi Kawahito

――レコードとの出会いについて教えてください。
母親はジャズシンガーで、父親がジャズトランペッターのChet Bakerのマネージャーだったから、とても音楽と密接な環境の中で育てられたんだ。僕が産まれた当時、母親はスタジオで活動していて、レコード屋でも働いていた。

Dannyの母親Harriet Krivit とChet's Band

そして僕はレコード店が集まるグリニッジ・ヴィレッジで育った。格好良いアルバムのディスプレイが並ぶレコード屋があったり、お店から音楽が流れてきたりというのが日常茶飯事だった。それからレコードに夢中になって、買い漁って色々集め始めた。DJになる前から、ヴァイナル・ジャンキーだったんだよ。

Photo by Nobuteru Hirata

――初めて買ったレコードを覚えていますか?
よく年上の友達と遊んでいて、その彼が「これは凄く良い曲だから、絶対に買うべきだ!」って説得してきて、そのままそれを買って家に帰り、ふと思ったんだ。「待てよ? これは彼のお気に入りの曲で、僕のお気に入りじゃない!」ってね(笑)。自分のお気に入りのレコードを買いにレコード屋に戻って、その時に購入した最初のレコードがThe Supremesの「Run Run Run」だったよ。その後すぐに、これは好きだけどちょっと単調な感じだなって思った。当時はロックとギターに夢中になっていたからね。

あとはブルースにも興味を持っていたよ。初めてChuck Berryを聴いた時は、とても印象的だったのを覚えてる。音は新しくないのに、僕にとってと ても新鮮な感覚だった。その衝撃でまたレコード屋に走って、Chuck Berryを集めたなぁ。 グリニッジ・ヴィレッジに住んでいると、音楽好きな人たちが多かったからChuck Berryは入手しやすくて、ハマりやすかったんだ。

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Danny Krivit

Danny Krivit
DJ、プロデューサー、リミキサー、VJ。ニューヨークのウェスト・ヴィレッジで生まれ育つ。名門レーベルKing Street、Sal Soul、TK Discoなどのプロデュース、リミックス、リエディットを手掛け、作品数は300曲以上。96年からFrancois KとJoe Claussellと共にBody&SoulのレジデントDJを務め、ディスコからハウス、ガラージ、ディープ・ハウスをプレイする、ニューヨークのダンスミュージック界のレジェンド。

http://dannykrivit.net

Interview by Yayoi Kawahito
Photo by Nobuteru Hirata & Hazuki Wada

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