Caravanインタビュー

WRITER
リバイナル編集部

湘南に自らのスタジオを構え、自由に音を作り、自由にツアーに出るというスロー・ミュージック・ライフの一人者、Caravan。そんなCaravanオススメのレコードとレコードへの想い。

――現在レコードはどれくらいお持ちですか?
「数えたことがなくてわからないです。しかも一度結構処分してしまったので。それでも600枚ぐらいはありますね」

――最初に買ったレコードは?
「デヴィッド・ボウイの『ジギー・スターダスト』です。中1とか中2くらいの時だと思います。俺、町田に住んでいたんですけど、当時、駅前に貸しレコード屋があったんですが、CDへの移行期で貸しレコード屋が潰れることになって、レンタルしていたレコードを1枚100円とか50円で売っていたんです。その中から片端から気になるレコードを買いました。その中の1枚が『ジギー・スターダスト』でした。初めて聴いた時、すごく感動したのを今でも覚えてます。そして洋楽に深くはまるきっかけになった1枚です」

――名盤『ジギー・スターダスト』だと知らずに聴いていたのですね。
「恥ずかしながら、その頃俺はデヴィッド・ボウイをちゃんと知らなくて、役者さんだと思っていたぐらいです。当時日本でZIGGYというバンドが盛り上がっていて、それと関係あるのかな?みたいな感じでした。でも聴いたらイントロから『カッケー‼』って。いまだに大事に聴いているレコードですね」

――音だけではなくジャケットも申し分なくカッコいいですしね。
「いわゆるジャケ買いの一種ですからね、俺が買った理由も。『これ、なんだろう?』『イギリスっぽいな』って。ジャケットの話でいうと、このレコードを買ったのが13歳とかですが、その後に時を経てこのジャケットの場所に旅行しましたからね」

――僕も行きました(笑)。ロンドン中心部ピカデリーサーカスの近くですよね。
「そうです。で、意外と普通のきれいな通りなんですよね。でもジャケットにあるレンガの感じがまだ残っているのと、ボウイが足をかけている建物もまだ残っていて『ここじゃん』って。感動しましたね」

――今日は他にもお気に入りのレコードを選んでもらってきています!次の1枚を紹介してください。
「ポール・サイモンが大好きなんですよ。俺、子供の頃は南米に住んでいたんですけど、お袋がサイモン&ガーファンクル大好きで、いつも車で移動する時に彼らのテープを流していたんです。当時は誰の音楽なのかはわからず聴いていたんですけど、もう少し大人になってからそれがサイモン&ガーファンクルだと知ったし、ポール・サイモンの『Still Crazy After All These Years』と出逢った時も、子供の頃に聴いていたサイモン&ガーファンクルのポール・サイモンなんだなって思ったら、感慨深かったです」

――それはそうですね。
「このアルバムもジャケットも好きです。『ジギー・スターダスト』はイギリス的な風景ですけど、このアルバムはニューヨークだなって感じのジャケットで、それも好きなところです。あと、大人になって歌詞を読むと内容がすごく良かったんです。詩的だし映画みたいだし。普通の歌詞に比べて文学的なんですよ。歌詞までわかるとポール・サイモンの良さが更にわかってくる感じがします。中でもこのアルバムは大好きで愛聴盤の1枚ですね」

――普段、レコードはどんな時に聴いているのですか?
「一番多いのは誰かが遊びに来た時ですね。一人で聴くこともあるけど、誰かが来て家呑みしてる時とかにレコードをかけると話も弾むんです。俺の場合、音楽好きな人が家に集まってくるから、勝手にライブラリーから『これ聴きたい』って出して聴く場合が多いですね」

――お酒を呑むにはCDよりもレコードの方が断然いいですよね。
「そうなんですよね。なぜか話が弾むんですよね。音のレンジも狭いから話しやすいんですかね?レコードの場合、変にドンチャカしてないんで、会話も弾むし、話も深まる感じがしますよね」

――レコードって人肌感がありますもんね。
「そうなんですよ。それで、レコードのジリジリいう音を聴いて『酷いな!このノイズ』なんて言いながら盛り上がったりするんですけど、それもCDやデータにはない人肌感ですよね」

――あと音飛びしたり。かなり人間臭いですよね。
「レコードって機械的じゃないんですよ。よく『B面の1曲目いいよね』っていうのがあるんですけど、レコードって後の方が音が弱くなるので、いい曲は盤の前半に入ってるらしくて。そういうのもなんだがワクワクするんですよね」

――この『Still Crazy After All These Years』もお酒のお供に?
「このアルバムは休みの日の昼間とかにも聴くし、時間帯など関係なく頻繁に聴きます。CDでも持っていてCDでも聴きますし。でも、レコードで聴いた方が良く聴こえるんですよ、沁みる感じがして。そんなアルバムを今回選んではいます」

――なるほど。ところで、今、探しているレコードはありますか?
「エリック・カズのアルバムを探しているんですけど無いですね。あっても数万円と高くて…。俺はいわゆるコレクターではないので、そこまで高いと躊躇しちゃいますね」

――レコードの収納はアルファベット順ですか?
「全然アルファベット順になってないんですよ。でもなんとなく関連づいて置いてあるのでちゃんと見つけられるんです。やんわり70年代フォーク、ヒップホップ、ソウルみたいな感じでブロック分けされています。例えばダニー・ハサウェイはキャロル・キングをカバーしているのでキャロル・キングが横にあったり。そういう自分なりの並べ方になっています。でもそれも厳密ではないので、あんまり聴かないレコードは探すのに時間がかかりますね(笑)」


ハーベスト10周年記念アルバム
「The Harvest Time 」Now On Sale!!!
SFMC-005 3,000yen+tax

01.Astral Train (Instrumental)
02.Retro
03.Heiwa
04.Travelin’ Light
05.Rainbow Girl
06.モアイ
07.Chantin’ The Moon
08.Yardbirds Swingin’ (Instrumental)
09.Maybe I’m a Fool
10.Stay With Me
11.Future Boy
12.おやすみストレンジャー
13.夜明け前
14.In The Harvest Time
HARVEST ONLINE SHOP , ヴィレッジヴァンガード, go slow caravanその他の店舗にて販売。

Caravan / Retro【MUSIC VIDEO】

~Live Schedule~

Caravan “The Harvest Time” TOUR 2018
2月3日(土)古河Cafe Lounge BEEP
2月9日(金)奈良カナカナ
2月11日(日)高知 蛸蔵
2月12日(月・祝)高松umie
2月14日(水)鹿児島Duckbill
2月16日(金)長崎県美術館
2月18日(日)広島4.14
2月20日(火)姫路AMP.
2月22日(木)松阪M’AXA
2月23日(金)中津川Majolica-Bamboo
2月25日(日)静岡 秘在寺
3月16日(金)二子玉川SOUL TREE
3月18日(日)三島 cafe&bar日家
3月21日(水・祝)新潟 りゅーとぴあ能楽堂
3月22日(木)高崎SLOW TIME
3月24日(土)喜多方 大和川酒造 昭和蔵
3月25日(日)塩竃 杉村 惇美術館
4月6日(金) 大阪Banana Hall
4月8日(日)名古屋BOTTOM LINE
4月14日(土)福岡IMS HALL
4月15日(日)岡山YEBISU YA PRO
4月21日(土)札幌Con Carino ※Acoustic Set : Caravan &下広輔
4月22日(日)札幌Con Carino
5月20日(日) EX THEATER ROPPONGI

次ページ:Caravanオススメのレコード、後半の3枚

世界中のレコードを、その手の中に
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