AFRAインタビュー

WRITER
Hiroyuki Ichinoki

THE ROOTS『Do You Want More?!!!??!』

高校入学祝いに親父が買ってくれたレコードがこれ。この中に「? Vs. Rahzel」って曲があって、ヒューマンビートボックスのラーゼルとドラマーのクエストラヴのセッションが入ってるとことかすごいジャズ的ですよね、アプローチが。「Essaywhuman?!!!??!」もブラック・ソートが口でスクラッチみたいなことして、それに生楽器が返すとか、「Do You Want More?!!!??!」にもバグパイプが入ってたり、フィラデルフィア出身っていうのもあるのかもしれないけど、ストレートなイメージではないしN.Y.では生まれないものなのかなあと思います。

打ちこみが当たり前の今の時代に生(バンド)で勝負仕掛けてるロバート・グラスパーのようなジャズメン達はヒップホップで育ってる世代だから、Jディラにしてもそうですけど、すごい影響を与えてるなって思いますね。「Distortion To Static」はPVもカッコよくて、路上で撮ってるとことか、韻シストと「こんなんしたい」って夢見てずっと話してました。

The RootsのクエストラヴとAFRA、2004年

The Rootsのブラック・ソートとAFRA、2004年。

――こうしたアルバムからAFRAさんはどんな影響を受けましたか?
トライブにしろルーツにしろ、ヴィジュアルの影響も僕の中では大きくて、色使いにしても、ファッションにしても。やっぱヒップホップって音楽だけではなくてアティテュードだったり、そういうものでもあるので、違う文化で育ってる若者がすごい憧れる部分もあるし、言語にしてもそうですけど真似しきれないところもある。でも、そこが逆に武器でもあると思うんすよね。日本人としてアメリカでパフォーマンスしてもそういう目で見られるし、そこで自分が何が出来るかを投影したいです。

――活動を続けていく中で、AFRAさんご自身が表現したい音楽も変わってきてますか?
そうですね。前はホント、ヒップホップ、ヒップホップだったのが、今はDJをするようになってネタモノを掘るところから、’70年代とか’80年代の音楽みたいなことをビートボックスでやってみたいなとか、もっと広くやりたいなと思っていて。ヒューマンビートボックス=ヒップホップって時代が終わって、今はダブステップとかトラップ、ジュークみたいな新しい音楽も飲みこんでビートボックスで表現してる人も増えてるんで、僕ももっとオリジナルなものをやりたいっていう意識ですね。

――最近作『OHAYO』も、いわばそれを形にしたものですね。一つ一つが曲として完結するんじゃなくて、いろんなスケッチが連なってるものという方が近くて。
まさに。ああいうビートのスケッチはマッドリブにもすごく影響を受けました。自分が聴いてる音楽のグルーヴやリズムパターンを口で再現したビートもあるし、ラップも入ってますし、断片というか。

『OHAYO』レコーディングセット

――自宅を含む録音環境もまた、ヒューマンビートボックスという表現にふさわしい風通しのよさを感じます。
それこそインスタとかでも動画はアップ出来るし、ビートボックスってやっぱ絵があって楽しめるものだと思うので、いよいよヒューマンビートボックスのアルバムって中々難しいなって。でも、(例えば)ジェイミー・カラムのようなヴォーカルのスペシャリスト見ると、まだまだビートボックスにも可能性はあると思います。

――アナログ盤に対する思い入れなどがあったらそれも最後に聞かせてもらえれば。
レコードを全く聴かない人もいると思うけど、一々めんどくさい聴くまでの作業から音楽への道が始まってるし、ロゴを眺めたり、これ何年やろって見たり、レーベルの柄みたいなとこも全部レコードを楽しむってことですよね。トライブとかその世代の曲作ってる人だと、親父のレコード棚からサンプリングするみたいな話あるけど、僕の娘達もトッド・テリエのジャケを気に入って、それを好きになったりしてる。モノがなかったら、ジャケ買いも偶然の出会いもないですからね。親父のハードディスクで好きな曲見つけたとかないじゃないですか(笑)。

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AFRA

AFRA
1996年にN.Y.セントラルパークで見たThe RootsのビートボクサーRahzelのパフォーマンスに衝撃を受け独学でビートボックスを始める。高校卒業後N.Y.へ単身渡米、映画「Scratch」出演や、唯一の日本人として出演したビートボックス・ドキュメンタリー映画「Breath Control」などにも出演。2003年、日本人初のヒューマン・ビートボックスアルバムとなる「Always Fresh Rhythm Attack!!!」をリリース。スペイン「SONAR 2005、2006」、オーストラリア「BIG DAY OUT 2006」,ノルウェー「numusic2006」ほか世界各地の音楽フェスティバルに出演するほか、FUJI XEROX のテレビCMや、adidas Originals 09SS 全世界キャンペーンCMなどにも出演している。

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By Hiroyuki Ichinoki
Photos by Daisuke Urano

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