NxWorries 「YES LAWD!」/origami PRODUCTIONSのファンに今聴いて欲しいレコード

WRITER
origami PRODUCTIONS代表 対馬芳昭

「origami PRODUCTIONSのファンに今聴いて欲しいレコード」3枚目はこちら!
NxWorries  (ノーウォリーズ)のYES LAWD!
ドラマー、シンガー、ラッパーとして世界中でブレイクしたAnderson .Paak、そしてKendrick Lamarのトラックメーカーとしてもお馴染み、Stones Throwのknxwledgeの二人によるプロジェクトです。

レコードからのサンプリングを主体とした煙たいローファイサウンドは、エレクトロ、EDM、トラップのようなハードドラッグ的サウンドがシーンを席巻する2016年に良い意味で際立っていました。Anderson .Paakのソロ作品ももちろん大好きですが、彼独自の粘っこいフロウとknxwledgeのトラックは本当に相性抜群。バンドやプロジェクトは、ソロと違ったケミストリーが起きる。これがとにかく楽しい。

このアルバムの中で特に面白いのがドラムパターン。通常サンプリング主体のヒップホップ、R&Bはキック、スネア、ハイハットの組み合わせて2、4にスネアが来るパターン(いわゆるドン、ツ、カン、ドン、ツ、カンの繰り返し)が多いのですが、このアルバムはタム回しやドラムフィルをサンプリングして、そのパターンを主体にしている曲がいくつも収録されている。スタンダードなドラムパターンでも、どこかに面白いパターンを忍ばせていてリズムが独特なんです。

IntroやH.A.N.はスネアなしでキックとハットのみ、Livvinはゴスペルバリのドラム回しを永遠にループ。これはアンダーソンパークのラップのキレ、瞬発力、歌のグルーブのクオリティがあって初めて成立するものだと思います。やはり基本は2、4にスネアがある事で曲が走り始める訳で、通常はキックだけだとどうしてもしまらない、まさに言葉通り拍子抜けになるんです。また、フィルは別名「おかず」とも言われるもので、つまりメインではなく、あくまでおかず。しかしそういった部分をメインのドラムパターンにしてしまうわけです。それでも曲を走らせる事が出来るのはなぜか?

それは圧倒的なグルーヴを持ったアンダーソンパークがいるからなんです。knxwledgeはアンダーソンパークの素晴らしさをより際立たせる為にあえてこういったドラムパターンを組んだのかなと。そこからお互いのリスペクト感、信頼感がビシビシと伝わってきます。ループミュージックにも関わらず聴くたびに新たな発見があり、個人的には2016年一番聴いたアルバムとなりました。

そんな思いもあり、いつか何かコラボできたら最高だなと思っていたのですが、2019年にその思いは現実になりました。(やはり念じれば思いは通じるものなのか!)

2018年の朝霧ジャムにmabanuaが出演した際、knxwledgeも出演しており楽屋で本人を捕まえて、mabanuaのアルバムを渡しました。後日、帰国したknxwledgeからmabanuaへメッセージが!
「あのアルバム最高だ!何かコラボしようぜ!」と! そんなこんなでアルバム収録曲Call on me feat. CharaのRemixを依頼しました。内容は言わずもがな、最高です! mabanua、Chara、knxwledgeという三人のコラボは意外性もありますが、想像以上に相性がよく驚きました。これもまた7インチでリリースしますのでぜひチェックしてみてください。

NxWorriesのレコードは以下よりチェックして下さい。
http://www.soundfinder.jp/search?keyword=NXWORRIES

 

origami PRODUCTION
2006年、渋谷界隈のセッション箱で繰り広げられていたジャンルレスで世界レベルの東京ジャムセッションムーブメントに魅せられたYoshi Tsushima がビクターエンタテインメントを退社し、2007年にレーベル発足。渋谷ジャムシーンのアーティスト 30人を集めたバンド “JAMNUTS” のアルバムがヒット、その後メンバーが続々とソロアルバムをリリース。ネットを通じ国内のみならず世界中で話題となり、その独自のたたずまいと型破りで自由なレーベルのスタイルが多くの音楽ファンから支持される。現在は Ovall (Shingo Suzuki、mabanua、関口シンゴ)、Kan Sano、Michael Kaneko、Hiro-a-keyが所属。そして 45 a.k.a. SWING-O、thirdiq (渥美幸裕)、Conguero Tres Hoofers、laidbook、竹内朋康など 数多くのアーティストがアルバムをリリース。所属アーティストは FUJI ROCK FESTIVALをはじめ各地のフェスの常連となると共に、メジャー/インディーズ、国内外問わず数多くのアーティストをプロデュース、リミックス、演奏でサポートしている。

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