サイン蒐集家ゴベの『サイン入りレコード A to Z』第71回 UKADAN

WRITER
五辺宏明

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
今回は日本を代表するブルースバンドです。

第71回 UKADAN


憂歌団『Best of UKADAN Live』LP

初期は「YUKADAN」というローマ字表記も使用されていたようですが、多くのアルバムジャケットに「UKADAN」と記載されているので、Uの回に取り上げるのが正解でしょう。
憂歌団の存在を知ったのは80年代後半。きっかけはUWFでした。第1次、新日本プロレス業務提携期を経て、僅か6名の所属選手(前田日明、高田延彦、山崎一夫、中野龍雄、安生洋二、宮戸成夫)で再スタートを切った第2次UWFです。
(Uの回にUWF!)


CAMEL「キャプチュード ~U.W.F.前田日明テーマ曲~」7"

(前田のサインは直筆ではありません。元々ジャケに印刷されてます)

キック、サブミッション、スープレックスを主体とした格闘技色の強いファイトスタイルでコアなプロレスファンから熱狂的な支持を受け、社会現象と呼ばれるほどの一大ブームを巻き起こしたUWFのメンバーと深い交流があるというブルースバンドの作品を聴いてみたいと思い、友人に頼んで憂歌団のアルバムをカセットテープにダビングしてもらいました。
(1989年に藤原喜明、船木誠勝、鈴木実を加え、勢いを増したUWFが東京ドーム大会「U-COSMOS」を成功させながらも、選手とフロントの確執により翌年12月に解散してリングス、UWFインターナショナル、プロフェッショナルレスリング藤原組の3団体に分裂してしまった事情なんかを読者の皆様に詳しくお伝えするのはやぶさかではありませんが、数週にわたる長編になりそうなので自粛します)

・・・憂歌団の話でしたね。失礼しました。
BRAHMANのKOHKI君から内田勘太郎さんと仲良くなったという話を聞いたのは、数年前のことです。「BRAHMANのギタリストと憂歌団の内田勘太郎が?」と思う方もいらっしゃることでしょう。意外な組み合わせな気がしますが、BRAHMANのメンバーはOAUというアコースティックバンドでも活躍している為、幅広いジャンルのミュージシャンと交流があるんですよね。中でもKOHKI君は普段から様々な音楽を聴いているので。
(とはいえ、私だって驚きましたよ。あの内田勘太郎と仲良くなるなんて)
いつか2人が一緒に演奏することがあったら、憂歌団のレコードを用意して遊びに行こうと決意。

2018年8月6日
KOHKI君とTOSHI-LOW(BRAHMAN / OAU)と内田さんが共演。その名もブラフ団(笑)
この日以前にも何度かライブを行っていたそうで、終始リラックスした雰囲気で進行していきました。ステージ上の3人がずっと楽しそうだったのが印象的です。
終演後、KOHKI君が内田さんに声を掛けてくれたので、レコードを差し出してサインをお願いしました。



憂歌団『生聞59分』LP

内田勘太郎
2018年8月6日 @渋谷ロフトヘブン

先述したカセットテープを聴きまくった後に購入したLP。30年くらい愛聴してます。
そしてこちらにも。


憂歌団「パチンコ(ランラン・ブルース)」7"

内田勘太郎
2018年8月6日 @渋谷ロフトヘブン

まさか憂歌団の内田さんに直接会ってお話しできる日が来るとは!
しかし、人間とは欲深い生き物です。どうせなら木村充揮さんと花岡献治さんのサインもゲットできないだろうか? と考えるようになりました。
木村さんのライブは1995年に一度だけ観たことがあります。金子マリさん、渋谷毅さんとの共演でした。めちゃくちゃ楽しかったあの日の光景を思い浮かべながらネットで検索。あれこれ調べているうちに、江古田バディで木村さんの2daysイベントが開催されることを知りました。バディは颱風一家(*)や200MPHというバンドでドラムを叩いていた小川新氏(アラタ君)がサブブッキングマネージャーを務めているお店です。アラタ君に連絡してチケットを確保。

2018年9月14日
木村充揮 2daysの初日を観にバディへ。

木村充揮
延原達治 (THE PRIVATES)
清野セイジ (Captain Hook / HARISS)

3組ともばっちり楽しませていただきましたが、やはり木村さんは別格。1週間分まとめて笑った気がします。


憂歌団『生聞59分』LP

木村充揮
2018年9月14日 @江古田バディ

立て続けに内田さんと木村さんの演奏を聴くことができたことは喜ばしいことですが、2人が一緒にステージに立つ姿を観たことはありません。今年2月の「YOSHI ROCK FESTIVAL 2019」に出演したブラフ団のライブに木村さんが飛び入りしたことを知ったのはイベントの翌日でした・・・残念。またいつか実現して欲しいものです。もちろん、ベースは花岡さんで。


*アラタ君が在籍していた颱風一家は90年代のオルタナティブシーンで活躍していたバンドです。どうやら同名のバンドが存在する(していた?)ようなので、7インチを掲載。


颱風一家「颱風一家」7"

小川新、堀川望、林哲也
2009年7月12日 @恵比寿の居酒屋

梅田学
2010年3月7日 @新宿ロフト

五辺宏明(ゴベ ヒロアキ)

五辺宏明(ゴベ ヒロアキ)
レコード&昭和プロレス愛好家。 ライブハウスやクラブに足を運び、レコードにサインを入れてもらうことに喜びを感じる生き物。 そんなサイン入りレコードにまつわるアレコレをA to Z順に綴る。 ちなみに、生まれて初めてサインをお願いした有名人は故ジャイアント馬場氏。 (でも本当は80年代の新日&UWF派。好きなレスラーはブロディ、藤波、小林邦昭、後藤達俊、阿修羅原!)

世界中のレコードを、その手の中に
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