サイン蒐集家ゴベの『サイン入りレコード A to Z』第69回 STAN HANSEN

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五辺宏明

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
プロレスファンの皆様、長らくお待たせしました。今回はテキサス・ロングホーンで御馴染みのあの方です。

第69回 STAN HANSEN

不沈艦ですよ! ブレーキの壊れたダンプカーですよ!スタン "ザ・ラリアット" ハンセンですよ! それでは皆さん、御一緒に。「YOUTH!!!」
(ハンセンの雄叫びって「ウィー」じゃなくて「YOUTH」だったんですよね。知ってました?)

80年代前半に『週刊少年サンデー』で連載されていた『プロレススーパースター列伝』という作品を御存知でしょうか? 当時のプロレスファン、いや、小中学生男子だったら誰もが夢中になっていたプロレス劇画の金字塔です。
私のフェイバリットはミル・マスカラス編ですが、今回の主役であるスタン・ハンセンの回も大傑作です。木の枝にロープを結んでぶら下げたタイヤに左腕を叩きこんで必殺のウエスタン・ラリアットを編み出した若き日のハンセンに、全国のプロレスファンが感銘を受けたに違いありません。かく言う私もその一人で、父親に頼んで裏庭の柿の木にタイヤを吊るしてもらい、日々練習に励んでいたものです。
(パンパンに腕が腫れ上がり、母親にこっぴどく叱られたことは内緒)

そしてハンセンといえば超獣コンビ(a.k.a. ミラクルパワーコンビ)。故ブルーザー・ブロディと組んで一世を風靡しましたね。日本マットでは一度もピンフォールを許しませんでした。正真正銘の最強タッグチームです。
ちなみに中学時代に着ていた超獣コンビのTシャツがまだ手元に残ってるんですよ。我ながら物持ち良すぎ!



そんなスタン・ハンセンに会える日が来るなんて、思いもしませんでした。
(プロレス会場で試合を観たことはあるけど)

2014年
BLACK BELT JONES DCこと近藤幸二郎氏が企画、デザイン、ビジュアル、撮影、アートディレクションを手掛けるアパレルブランド「reversal.dogi.design.works」から、ハンセンとのコラボレーションTシャツが発売決定。そして、購入者を対象としたハンセンのサイン会が開催されるというアナウンスが! こんなチャンスを逃す訳にはいきません。




2014年4月20日
リバーサル原宿店へ。近藤氏にお願いして確保してもらったTシャツを購入し、参加券をゲット。この時点でハンセンはまだ到着していませんでした。
日曜日の昼下がり。キャットストリートは物凄い人出です。「一体、ハンセンはどうやってお店に来るのだろう?」と思っていると、遥か彼方にテンガロンハットをかぶった巨体が。間違いなくハンセンです。まさか普通に歩いてくるとは! 休日の裏原宿にあのスタン・ハンセンが現れたのですから、ちょっとしたパニック状態に。スマホを持って群がる野次馬を掻き分けながら牛歩戦術並みのスピードでハンセンが徐々に近づいてきました。イベント参加者も大興奮です。
ようやく到着したハンセンは、バックヤードで僅かな休憩を取っただけで、店内に設置されたイベントスペースに登場。嫌な顔一つせず、参加者の持ち込んだグッズにサインを書き込んでいきました。そしていよいよ私の番に。持参したピクチャー盤を差し出すと、とても喜んでくれました。





『STAN HANSEN』LP

STAN HANSEN
2014年4月20日 @リバーサル原宿店

豪快に書き殴るのかと思いきや、顔とクレジットの間に丁寧なサインを入れてくれたハンセン。嬉しすぎます。感動のあまり、テキサス・ロングホーンを突き上げ「YOUTH!!!」と叫んだ私の雄叫びが裏原宿の空に鳴り響いたのでありました。
(嘘です。大人なので静かに退散しました)

五辺宏明(ゴベ ヒロアキ)

五辺宏明(ゴベ ヒロアキ)
レコード&昭和プロレス愛好家。 ライブハウスやクラブに足を運び、レコードにサインを入れてもらうことに喜びを感じる生き物。 そんなサイン入りレコードにまつわるアレコレをA to Z順に綴る。 ちなみに、生まれて初めてサインをお願いした有名人は故ジャイアント馬場氏。 (でも本当は80年代の新日&UWF派。好きなレスラーはブロディ、藤波、小林邦昭、後藤達俊、阿修羅原!)

世界中のレコードを、その手の中に
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