サイン蒐集家ゴベの『サイン入りレコード A to Z』第61回 JOAQUIN "JOE" CLAUSSELL

WRITER
五辺宏明

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
今回は世界中のミュージックラヴァーのボディとソウルを揺さぶり続けるあの人です。

第61回 JOAQUIN "JOE" CLAUSSELL

スラッシュメタルやハードコア、ミクスチャーロックをメインに聴いていた私が、ハウスやテクノ等のダンスミュージックに興味を持つきかっけになったのは、MADONNAの"Deeper And Deeper"という曲です。1992年に発表された『EROTICA』からカットされたシングルで、この曲に出会ってから四つ打ちのレコードを買うようになりました。
MADONNAの楽曲から入ったこともあり、当初はヴォーカル入りのハウスを好んで聴いていましたが、90年代中頃から老舗レコード店のシスコ(2008年倒産)が店内に試聴用のターンテーブルを置くようになったことで選択肢が広がり、より多くのダンスミュージックを受け入れられるようになりました。今では多くのレコード屋で試聴することができますが、それ以前はいわゆるジャケ買いやラベルに記載されたクレジットを頼りにレコードを買うことが多かったんですよね。
「どんな曲かもわからないレコードを買うなんて意味がわからない」と思う方もいらしゃることでしょう。ネットでありとあらゆる楽曲を自由に聴くことが当たり前の若い世代の方に理解していただくのは難しいかも知れませんね。コンビニやスーパーで、発売されたばかりのカップラーメンを蓋に記載されている謳い文句や写真を頼りに買うようなものだと思ってください。

レコード屋に通って試聴を繰り返していくうちに、ディープハウスのコーナーに置いてあるパーカッションを取り入れた楽曲のレコードを多く買うようになりました。その当時、とても気に入っていたのがこちら。



TEN CITY「Suspicious featuring Remixes by JOE CLAUSSELL」12"

JOE CLAUSSELLが手掛けたTEN CITYのリミックスです。
そしてJOE CLAUSSELLといえば、やはりこの曲。



JOE CLAUSSELL「Agora E Seu Tempo (Alternate Demo Takes)」12"

JOE CLAUSSELLのDJプレイを初めて体験したのは、2015年に閉店してしまった代官山エアーです。
プレイを終えたJOE CLAUSSELLにサインをお願いすることに。持参したのは大好きな"Spiritual Insurrection"を収録した『LANGUAGE』のLPです。



レコードと一緒に銀色のペイントマーカーも取り出そうとバッグの中を覗くと、入っていたのは黒マジック・・・間違えた!
このジャケに黒マジックが適さないのは明白です。不本意ながらラベルに。


JOE CLAUSSELL『LANGUAGE』LP

2005年3月19日 @代官山エアー

「こんなことになるんだったら白いプレーンジャケットの12インチを用意するべきだった。いや、そもそもペンを間違わなければ・・・」と後悔。
(どうせならジャケットに書いてもらいたいので)

それから約1年後。
この日は恵比寿のリキッドルームにMONDAY満ちるさんのライブを観に行くことになっていました。開演までかなり時間があった為、渋谷のディスクユニオンを覗いてみることに。ジャズやレアグルーヴのレコードをチェックしてからクラブミュージックのフロアに移動すると、そこにはなんとJOE CLAUSSELLの姿が(MOODYMANNの時と同じパターンですね)。そしてバッグの中にはMONDAYさんに会えることを期待して用意しておいた銀色のペンが入っていました。大ラッキーです。急いで彼のレコードを購入し、サインを入れてもらいました。もちろんジャケットに!


COSMIC RITUALS「Come Inside (The Loft) The Alternate Demo Takes」12"

JOE CLAUSSELL
2006年3月2日 @ディスクユニオン渋谷クラブミュージックショップ

JOE CLAUSSELLがDANNY KRIVIT、FRANCOIS KEVORKIANと共にレジデントDJとして名を連ねる「Body & SOUL」にも一度だけ行ったことがあります。

2010年5月23日
「Body & SOUL Live in Tokyo OPEN AIR 2010」 @お台場青海シーサイドコート

[DJs]
JOAQUIN "JOE" CLAUSSELL
DANNY KRIVIT
FRANCOIS K.

[live]
Jazztronik

天候に恵まれなかった為、観客動員はいまひとつでしたが、その分、本当に好きな人達が集まったようです。みんな、ずぶ濡れになりながら踊りまくり。
ハウスやダンスクラシックを中心とした3人のバックトゥバックは流石の一言。Jazztronikのライブも素晴らしく、大いに満足して帰路につくことができました。

JOE CLAUSSELLに会えた(観た)のはこの3回のみ。
今後、もしまた会える機会があったら、用意するのはおそらく「Agora E Seu Tempo」。もしくはこの12インチになりそうです。


MENTAL REMEDY「The Sun - The Moon - Our Souls」12"

五辺宏明(ゴベ ヒロアキ)

五辺宏明(ゴベ ヒロアキ)
レコード&昭和プロレス愛好家。 ライブハウスやクラブに足を運び、レコードにサインを入れてもらうことに喜びを感じる生き物。 そんなサイン入りレコードにまつわるアレコレをA to Z順に綴る。 ちなみに、生まれて初めてサインをお願いした有名人は故ジャイアント馬場氏。 (でも本当は80年代の新日&UWF派。好きなレスラーはブロディ、藤波、小林邦昭、後藤達俊、阿修羅原!)

世界中のレコードを、その手の中に
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