サイン蒐集家ゴベの『サイン入りレコード A to Z』第50回 THE ZOMBIES

WRITER
五辺宏明

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
この連載も今回で50回目。そして2巡目のラストを迎えることになりました〜

第50回 THE ZOMBIES


THE ZOMBIES「I Love You」7"

COLIN BLUNSTONE、ROD ARGENT
2012年10月12日 @新代田フィーバー

THE NEATBEATSのMr.Lawdyこと土佐和也氏が私の在籍する幡ヶ谷再生大学格闘部東京木曜會という柔術チームの練習に参加するようになったのは2010年の1月です。詳しい経緯は第15回目のTHE NEATBEATSの回に綴っておりますが、スラッシュメタルやハードコア、ミクスチャーロック等のライブに通っていた私はそれ以外のロックに疎く、THE NEATBEATSというバンドの存在を全く知りませんでした(土佐、ごめん)。
人懐っこい土佐はあっという間に木曜會のメンバーと打ち解け、練習後の打ち上げにも参加するようになりました。基本的に私達の打ち上げは、3時間くらいずーっと昭和プロレスの話をしておりまして、例えば飲み屋のメニューに「温豆腐」なんてものがあった際には、当然ながら前田明 vs ポール・オンドーフの話になる訳です。
1983年4月21日。場所は蔵前国技館。欧州ヘビー級王者として凱旋帰国した前田明がものの数分でポール・オンドーフを仕留めた一戦で、衝撃的な前田の鋭く危険なスープレックスは今でも語り草となっています。
カール・ゴッチが前田のセコンドに付いたことも重要なポイントで、ゴッチが「あんなフットボーラーなんか1分以内にやっつけろ」と前田に指示したという説も(オンドーフはアメリカンフットボール出身)。
ちなみに上記の「前田明」という表記は脱字を見落とした訳ではありません。当時、前田日明のリングネームが「前田明」だったので、そちらを採用しました。
・・・すみません、恒例の脱線です。詳しくは「前田 オンドーフ 凱旋帰国」で検索してください。

まぁ、基本的にはこんな話ばかりしてるんですが、たまに音楽の話題で盛り上がることもあります。木曜會のメンバーはミュージシャンや音楽好きばかりなので。
ある日、土佐にオススメのレコードを訊いてみたところ、THE ZOMBIESの『ODESSEY AND ORACLE』というアルバムを挙げました。迷うことなく即答されたので、帰宅してからすぐにネットで検索。そしてロック史に残る名盤だということを知りました。早速試聴(ネットでいろいろ聴けちゃうんですから。いい時代です)。こちらの想像を遥かに超えた素晴らしい音楽に魅了され、翌日からロックの廃盤コーナーをチェックすることに。
なんとか入手したいと思い、探し続けること数ヶ月。そして遂に出会えたU.K.オリジナル盤の値段は、なんと8万円オーバー! 予想以上に高額だったので断念せざるを得ませんでした。
それまでにも数千円で買えるジャケ違いのU.S.盤を何度も見かけましたが、これがとにかくカッコ悪いジャケで。とてもじゃないけど買う気になれず、諦めて90年代に出た再発盤を購入。

ちょうどその頃、THE ZOMBIESの来日が決定。しかも東京公演の初日はTHE NEATBEATSがゲスト出演するというのです。見逃す訳にはいきません。土佐にお願いしてチケットを確保。

2012年10月12日
新代田フィーバーへ。
入場すると、ちょうどTHE NEATBEATSが演奏開始。熱いパフォーマンスでTHE ZOMBIESファンからも喝采を浴びていました。

そしてTHE ZOMBIES。驚いたのはCOLIN BLUNSTONEの声がレコードと遜色がなかったことです。全く年齢を感じさせません。ROD ARGENTの鍵盤を筆頭に各パートの演奏も素晴しく、フロア後方で一緒に観ていた土佐と、感嘆の声を漏らしながら最後まで堪能させていただきました。

終演後、楽屋へ。
土佐の計らいにより、COLIN BLUNSTONEとROD ARGENTにサインをお願いすることができました。


THE ZOMBIES「Time Of The Season」7"

COLIN BLUNSTONE、ROD ARGENT
2012月10月12日 @新代田フィーバー

本当は『ODESSEY AND ORACLE』にお願いしたかったんですけど、再発盤なのでやめておきました。

ライブを観て以降、ますますTHE ZOMBIESにハマり、着々とレコードを入手。


THE ZOMBIES「She's Not There」7"

1964年に発表されたデビューシングル。プッシュアウトセンター式のU.K.盤。


THE ZOMBIES『好きさ 好きさ 好きさ』7"

4曲入り国内盤7インチEP。

そして遂に『ODESSEY AND ORACLE』のU.K.ステレオ盤を入手。初めて見かけた際の値段に比べるとかなり安く購入することができましたが、それでも我が家にあるロックのレコードの中では最高額盤です(レシートに収入印紙が貼ってありましたので)。しかし、どうしても欲しかったので、迷わずレジに直行しました。
もしまたTHE ZOMBIESのメンバーにサインをお願いする機会があるとしたら、用意するのはもちろんこのLPです。


THE ZOMBIES『ODESSEY AND ORACLE』LP

ということで、2巡目も無事終了。
良いお年を〜

五辺宏明(ゴベ ヒロアキ)

五辺宏明(ゴベ ヒロアキ)
レコード&昭和プロレス愛好家。 ライブハウスやクラブに足を運び、レコードにサインを入れてもらうことに喜びを感じる生き物。 そんなサイン入りレコードにまつわるアレコレをA to Z順に綴る。 ちなみに、生まれて初めてサインをお願いした有名人は故ジャイアント馬場氏。 (でも本当は80年代の新日&UWF派。好きなレスラーはブロディ、藤波、小林邦昭、後藤達俊、阿修羅原!)

世界中のレコードを、その手の中に
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