サイン蒐集家ゴベの『サイン入りレコード A to Z』第30回(前編・後編アップ)

WRITER
五辺宏明

第30回 COCOBAT / DOOM (後編)

藤田タカシ
2014年12月27日
当時、SHELLSHOCKでベースを弾いていたダイちゃんこと千葉政己さんと御天で忘年会。
「他にもどなたか御一緒ですか?」と尋ねたところ、revontulet recordsのU社長も参加とのこと。「これはもしや!」とある予感が。
そして、その予感は見事に的中しました。御天に到着すると、ダイちゃん、U社長と一緒に、DOOMの藤田さんが同席していたのです。この年の5月に急逝したUNITEDのベーシスト、横山明裕さんの追悼イベントで復活したDOOMをU社長がサポートしていたので、もしかしたら藤田さんも一緒に来るのではないかと(PAZZさんのお店だし)。
それまで藤田さんとお話しさせていただく機会なんて一度もなかったので、めちゃくちゃ緊張しました。だって、初めて買った日本のバンドのTシャツってDOOMなんですよ。緊張するに決まってます。
瓶ビールを数本空けてほどよく酔ったところで、万が一に備えてバッグの中に忍ばせておいた7インチを差し出すと、驚きながらも快くサインを入れてくれました。

翌年1月に開催された「VIOLENT ATTITUDE 2015 - DOOM///RECHARGED -」というイベントで完全復活したDOOMは精力的な活動を開始。藤田さんとライブハウスや御天でお会いする機会も増えました。御天の椅子席が全て埋まっていた際に、カウンターで藤田さんと2人で立ち飲みしたこともあります。
まぁ、何度お会いしても緊張しちゃいますけどね。

RYUJI
2015年11月29日
新大久保アースダムで、元COCOBATのRYUJIさんがヴォーカルを務めるBBの企画イベント「Noise Slauter vol.7」。
対バンはDOOMとCOCOBAT。RYUJIさんのバンドの企画にこの2組が出るってことは、もちろんあのスプリット盤を意識したものに違いありません(フライヤーのデザインを見ていただければ!)。
「この日を逃したら、RYUJIさんにサインをお願いできる機会なんて二度と無いのでは?」とDOOM & COCOBATのスプリット盤を用意して会場へ。
実は、それまでにもBBを観に行った際にRYUJIさんとお話しさせていただく機会が何度かありました。もちろん、毎回この7インチを用意していたんですけど、緊張しすぎてサインをお願いすることができませんでした。私、COCOBATのライブ中にRYUJIさんの回し蹴りを食らったことがありますので・・・。
(詳しくは第3回を御参照ください)

超満員の観衆、そしてこの組み合わせ。盛り上がらない訳がありません。
DOOMが"The NIghtmare Runs"を。COCOBATが"SKimen"を。どちらも22年前に出したスプリット盤の曲をプレイ。
そして最後に信じられない光景が。COCOBATのラストで現ヴォーカリストのHIDEKI君に代わり、初代ヴォーカリストのRYUJIさんが登場。"Cocobat Crunch"、そして予定外のアンコールで"Guy"と"Ugly Shit Need More Paper"。至福の時間でした。

終演後、思い切ってRYUJIさんにサインをお願いしました。もしかしたら近年最も緊張した瞬間ではないでしょうか。
(私のことをよく知る友人達も「あんなに緊張しているゴベちゃん、見たことがない」と証言しています)
小泉今日子や前田日明に会ってもこんなにガチガチにならないと思います。私にとってRYUJIさんは、この世で一番緊張してしまうくらい憧れの存在なのです。回し蹴りも食らってますし(笑)

ちなみにこの7インチのジャケットは、一般には入手できない別バージョンがいくつか存在するようです。その中の1枚がこちら。

DOOM / COCOBAT split 7" - PUSHEAD FAN CLUB LIMITED SLEEVE

おそらく27枚しか存在しないと思われる超貴重盤をPAZZさんがプレゼントしてくれました。PUSHEADのサイン入りです(鉛筆で)。PAZZさん、ありがとうございました!

そして、最後にこちらを掲載しておきましょう。

1993年3月2日、スプリット盤のレコ発が行われた新宿ロフトで入手したCOCOBATのサイン色紙です。
7インチを購入すると特典としてDOOMかCOCOBAT、どちらかのサイン色紙がもらえるというので迷いましたが、TAKE-SHIT画伯の熱量を感じさせるCOCOBATの方を選びました。
もちろん、DOOMの色紙も欲しかったんですけどね。どちらも大好きなバンドなので。

五辺宏明(ゴベ ヒロアキ)

五辺宏明(ゴベ ヒロアキ)
レコード&昭和プロレス愛好家。 ライブハウスやクラブに足を運び、レコードにサインを入れてもらうことに喜びを感じる生き物。 そんなサイン入りレコードにまつわるアレコレをA to Z順に綴る。 ちなみに、生まれて初めてサインをお願いした有名人は故ジャイアント馬場氏。 (でも本当は80年代の新日&UWF派。好きなレスラーはブロディ、藤波、小林邦昭、後藤達俊、阿修羅原!)

世界中のレコードを、その手の中に
  • Google Playでアプリをダウンロード
  • App Storeからアプリをダウンロード

関連記事


新着記事

すべての記事をdig!