サイン蒐集家ゴベの『サイン入りレコード A to Z』第29回

WRITER
五辺宏明

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
今回は、世界を舞台に活躍した日本人グループです。

第29回 CIBO MATTO



1996年7月25日
1st.アルバム『VIVA! LA WOMAN』のリリースツアー。
東京初日の渋谷クラブクアトロは「JON SPENCERやBEASTIE BOYSに認められた米国在住の日本人女性2人組」という触れ込みに反応したロックファンや音楽関係者で超満員。それまでにも何度か日本でライブを行っていたものの、フルアルバム発表後初の来日公演ということで、多くの人々にとって初めて観るCIBO MATTOのライブだったと思います。かく言う私もその一人でした。
客電が落ち、静まり返る観衆。そして遂にCIBO MATTOが登場。しかし、1曲目が終わっても会場の緊張感は薄れることなく、ミホさんに「みんな、生きてる?」と皮肉られるくらいのお通夜状態。ミホさんの発言とそこまで言われても何も反応しない観客にカチンときた私は「ニューヨーク帰りだかなんだか知らねえけどなめんなよ!」と、次の曲でステージダイブを連発。次第にクラウドサーフの数が増え、ダイブする客も続出。後に一部で伝説のライブと呼ばれるくらい盛り上がりました。
最初から最後まで沸きに沸いた翌日のクアトロ2日目よりも印象に残っています。



1996年7月28日
クアトロ2daysの2日後、新宿リキッドルームの2周年記念イベントにCIBO MATTOが出演。
そのイベントにSUPER JUNKY MONKEYも出ていたので、ドラマーのまつだっっ!! にレコードを預け、サインをお願いしてもらうことに。
(数日前に一瞬とはいえ「ニューヨーク帰りだかなんだか知らねえけど」と思ったことは内緒です)

終演後、レコードを受け取る為、リキッドルームが入っているビルの1階エレベーター前でまつだっっ!! と待ち合わせ。当時、ビルの7階にあったリキッドルームの退場方法は多くの場合、一般客は階段で、エレベーターを使って降りてくるのは出演者や関係者だけでした。
15分程度待ったところでようやく動きだしたエレベーターから降りてきたのは、なんとトリを務めたCIBO MATTOのユカさん! まさか、こんなに早く出てくるとは。「こんなことなら自分でサインをお願いすればよかった」と後悔。レコードはまつだっっ!! に預けてしまったので、当然ながら手元にはなく、千載一遇のチャンスを逃してしまいました。
「でも、CIBO MATTOのサインはゲットできただろうから、まぁ良しとしよう」などと思っているところにまつだっっ!! が登場。高鳴る胸を抑え、受け取ったレコードを確認すると、入っていたのはミホさんのサインのみ。「ごめん、あまり喋れなくて1人しかお願いできなかった」とのこと。がーん。あとほんの少し時間がズレていれば。ユカさん、さっきまでそこにいたのに・・・。



CIBO MATTO『VIVA! LA WOMAN』LP

羽鳥美保
1996年7月28日 @新宿リキッドルーム



1999年10月16日
2nd.アルバム『STEREO☆TYPE A』のリリースツアー。
10月16日の赤坂ブリッツ公演のチケットを入手した後に、SUICIDAL TENDENCIESの来日公演が同じ日に開催されることを知り愕然とするも、CIBO MATTOのパフォーマンスが素晴らしかったので、結果的には大満足。



CIBO MATTO『STEREO☆TYPE A』LP

2011年3月11日に起きた東日本大震災。その直前から約10年振りのアルバム制作に取り組み始めていたCIBO MATTOは、カリフォルニア州のハリウッド・ボウルで開催された被災地支援チャリティーコンサートに出演し、本格的に活動を再開。
そして2014年、待望のニューアルバムが発表されました。



CIBO MATTO『HOTEL VALENTINE』LP

2014年5月20日
恵比寿リキッドルームで『HOTEL VALENTINE』のリリースライブ。
ニューアルバムの楽曲はもちろん、1st.や2nd.の人気曲も聴くことができ、大満足!

終演後のサイン会に参加。
持参したのは「Birthday Cake」の7インチ。この日のラストチューンでした。



CIBO MATTO「Birthday Cake」7"

羽鳥美保、本田ゆか
2014年5月20日 @恵比寿リキッドルーム

昨年12月にグループとしての活動を終了することを宣言したCIBO MATTO。残念ですが、ソロで活動する2人の今後も楽しみです。

 

五辺宏明(ゴベ ヒロアキ)

五辺宏明(ゴベ ヒロアキ)
レコード&昭和プロレス愛好家。 ライブハウスやクラブに足を運び、レコードにサインを入れてもらうことに喜びを感じる生き物。 そんなサイン入りレコードにまつわるアレコレをA to Z順に綴る。 ちなみに、生まれて初めてサインをお願いした有名人は故ジャイアント馬場氏。 (でも本当は80年代の新日&UWF派。好きなレスラーはブロディ、藤波、小林邦昭、後藤達俊、阿修羅原!)

世界中のレコードを、その手の中に
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