サイン蒐集家ゴベの『サイン入りレコード A to Z』第3回

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五辺宏明

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
ライブハウス等で長年顔を合わせていた知人から「そういえばゴベちゃん、本名はなんていうの?」と訊かれたことがあります。1人ではありません。複数の人間からずっとあだ名だと思われていました。最初から本名を名乗っていたのに。。。

前回のBRAHMANに続き、今回も格闘技の練習仲間が在籍するバンドです。

第3回 COCOBAT

1991年11月23日
鹿鳴館で開催された「METALIZATION '91 NEO MILITIA」を観に行きました。新鋭のスラッシュメタルバンドが多数出演する中、1組だけ異彩を放つバンドが。ザッカザカなギターにブリンブリンなベース。存在感抜群のヴォーカリスト。スラッシュメタルでもハードコアでもなく、かと言って当時話題になっていたミクスチャーとも違う、新しい音楽でした。

1992年
1st.アルバム『COCOBAT CRUNCH』をインディーレーベルからリリースしたCOCOBAT。MISFITSやMETALLICA等のアートワークを手掛けたPUSHEADによる強烈なジャケットが話題になり、徐々に観客動員数を上げていきました。

1993年
メジャーデビューすることが発表されたCOCOBATの人気は更に上昇。日本のバンドなど見向きもしなかった洋楽ファンさえも巻き込み、ライブ会場は軒並みソールドアウトになりました。
そして、8月に2nd.アルバム『STRUGGLE OF APHRODITE』をリリース。ライブハウスの前にはなんとかチケットを手に入れようとする人々で溢れかえる光景が当たり前になっていました。アルバムを出した直後にドラマーのMATSUZAKIさんが脱退するも、すぐさま後任のHIROSHIが加入。その勢いは全く衰えませんでした。

しかし、そんな絶頂期にSUZUKIさんと加入したばかりのHIROSHIが脱退するというニュースが飛び込んできたのです。本当にショックでした。

SUZUKIさんとHIROSHIが在籍した最後のライブは『A TOURIST GUIDE TO COCOBAT』という映像作品で観ることができます。
ひっきりなしにステージに上りダイブしまくる観客達にキレたヴォーカリストのRYUJIさんが客に回し蹴りを食らわせる戦慄のシーンも収められています。
ちなみに、最初に蹴られたのは私です。

1994年~1995年
新メンバーを加え活動を再開したCOCOBAT。しかし、12月にRYUJIさんが、そして翌年早々に新メンバー2人が脱退。COCOBATは坂本君(TAKE-SHIT)だけになってしまうのです。
しかしCOCOBATは終わりませんでした。新メンバーによるCOCOBATが再び動き出します。

COCOBAT『RETURN OF GRASSHOPPER』LP

TAKE-SHIT、KOJI、KAME
1996年12月9日 @新宿ロフト

TAKE-SHIT (b)、HIDEKI (vo)、KOJI (g)、KAME (ds)というメンバーで録音した大名盤。HIDEKI君以外の3人のサインが入ってます。

このアルバムが出た頃、坂本君に誘われ、新宿スポーツセンターで行われていた格闘技の練習会に参加するようになりました。
この時、坂本君が誘ってくれなかったら、柔術をやっていなかったかも知れません。
この練習会のメンバーにはKAME君脱退後に加入したRYO君もいて、熱心に打撃の練習に取り組んでいました。

2001年10月28日
COCOBATの10周年記念イベントでREUNION COCOBATが実現。

RYUJI (vo)
SUZUKI (g)
TAKE-SHIT (b)
MUROCHIN (ds)

フロアは尋常じゃない盛り上がりで「坂本君、RYUJIさん、SUZUKIさんが同じステージにいる!」なんて感傷に浸る余裕など全くないくらい見事な大暴れっぷりでした。

COCOBAT『STRUGGLE CRUNCH』LP

TAKE-SHIT
2001年10月28日 @新宿ロフト

終演後、坂本君にサインをお願いしました。持参したのは1st.と2nd.から選曲されたアナログ盤です。
RYUJIさんとSUZUKIさんにもお願いしたくて持参した訳ですが、恐れ多くて無理でした。
(私、RYUJIさんに蹴られておりますので)

柔術を本格的に始めた2001年以降はライブハウスから遠ざかっていましたが、若い頃から抱えていた怪我が悪化し、試合に出られなくなると、再びライブハウスに足を運ぶようになりました。
そんな時期に仲良くなった現ギタリストのSEIKIが柔術に興味を持ち、私が在籍する柔術チームの練習に参加するようになりました。凝り性のSEIKIは熱心に練習し、日々上達しています。

COCOBAT / BALZAC『SCREWBITER』7"

TAKE-SHIT
2004年3月7日 @お台場スタジオドリームメーカー

SEIKI、RYO
2009年11月8日 @渋谷サイクロン

現ドラマーのKIM君が加入し、メンバーが固定してから随分経ちます。そろそろ新しいアルバムを出しても良いのではないでしょうか。
COCOBATの皆様、期待してますよ~

次回はDから始まるアーティストを予定しております。

五辺宏明(ゴベ ヒロアキ)

五辺宏明(ゴベ ヒロアキ)
レコード&昭和プロレス愛好家。 ライブハウスやクラブに足を運び、レコードにサインを入れてもらうことに喜びを感じる生き物。 そんなサイン入りレコードにまつわるアレコレをA to Z順に綴る。 ちなみに、生まれて初めてサインをお願いした有名人は故ジャイアント馬場氏。 (でも本当は80年代の新日&UWF派。好きなレスラーはブロディ、藤波、小林邦昭、後藤達俊、阿修羅原!)

世界中のレコードを、その手の中に
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