うどんが好きなファンキーシンガー、BLUESを歌う。

WRITER
うどんが好きなファンキーシンガー、BLUESを歌う。

2014年にロスでPEANUTS BUTTER WOLFと食事をした時のことだったけれども、彼がその場に身長150センチくらいの小さな女性を連れてきていた。名前を訊いてみると、なんとあのJASMINE KARAだと言う。2011年にリリースされたアルバム『Blues Ain't Nothing But A Good Woman Gone Bad』を持っていたのでとても驚いて、その後いろいろと楽しい話をさせてもらった。

たしか、スウェーデンの出身で、労働ビザが3年下りたから来週からNYに引っ越すところだという話や、ライブで東京に来た時にうどんの名店『やしま』にハマって何度も通ったことなど、面白い話をたくさん聴けた記憶がある。

JASMINE KARA/ Blues Ain't Nothing But A Good Woman Gone Bad-AJXLP270(Acid Jazz)

デビュー・アルバムである本作は、CHESSやCADETレーベルの音源をカヴァーしたアルバムという事で話題となった作品。CHESSレーベルのオーナーであるMARSHALL CHESSの完全バックアップに加え、UKの名門ACID JAZZからのリリースという申し分のないお膳立てで、ETTA JAMESの「IN THE BASEMENT」、TERRY CALLIERの「ORDINARY JOE」、MARLENA SHAWの「LIBERATION CONVERSATION」のカヴァーが最大の聴き処。どれをとっても隙の無い秀逸な出来栄えだ。

ただちょっと残念なのは・・ LPが1枚でA面8曲、B面7曲なところだろうか。2枚組で出して欲しかった。でも、うれしいことにアルバム収録曲から7インチが2枚。

In The Basement (Part 1) / In The Basement (Part 2)- AJX269S(AcidJazz)
Ain't No More Room / Ordinary Joe-AJX281S(AcidJazz)

こちらもぜひ持っておきたい。

ETTA JAMESのカヴァー「IN THE BASEMENT」

こんな小さい体で、あの声量と存在感は何処から溢れてくるのだろうか?パンチのある歌唱力とファンキーでチャーミングなルックス。もう完全に彼女の虜になってしまった。オリジナル楽曲にも期待したいところだが、カヴァー楽曲をここまで自分色にアレンジ出来るのであれば、今後やって欲しい曲がいろいろと頭をよぎって・・・ 妄想が止まらない。

「ポスト・エイミー・ワインハウスの最有力候補」と言われるのも納得。うどん好きなJASMINE KARAさんとの思い出でした。

■おまけ
麺喜 やしま https://www.menki-yashima.jp/
渋谷区富ヶ谷と円山町にある、讃岐うどんの名店。

CHINTAM(DJ)

CHINTAM(DJ)
DAYJAM CREW所属。オール・ミックスのDJ / レコードバイヤーとして活動中。Soul View Records、Turtles Records、Spice Records、HMV record shopのバイヤーを経て現在はBLOW UPを主宰。洋楽だけに留まらず、新旧問わず和モノを中心に良質な音源を紹介し、アナログ盤の再発・企画などのディレクションなども行っている。また2015年4月にリットーミュージックより発刊されたJapanese Groove Disc Guide「和モノA to Z」の監修・執筆を担当。同書においては現在VICTOR音源で連動シリーズを展開中。

世界中のレコードを、その手の中に
  • Google Playでアプリをダウンロード
  • App Storeからアプリをダウンロード

関連記事


新着記事

すべての記事をdig!